- 100均のイヤホンって、音ゲー用に使える?
- 100均に売っているイヤホンの性能が知りたい!
- 音ゲー用にコスパのいいイヤホンが欲しい! 100均でも大丈夫?
そんなお悩みを解決します。
- ダイソーの300円イヤホンの使い心地・比較レビュー
- 実際にゲームセンター・スマホ音ゲーで使えるか検証
- 音ゲー向けイヤホンの選び方・重視すべき点
- セリア・キャンドゥなど各100均で買えるイヤホン
- 100均以外でコスパのいい音ゲー向けイヤホン
今回はダイソーの300円イヤホンを買ってみて、音ゲーに使えるのか、十分な性能・音質なのかを検証し解説します。
周りの音をシャットアウトして、流れてくる音楽に集中できるイヤホンは、音ゲーをプレイするのに便利です。
コスパのいいイヤホンを探している方は、100均で売られている超格安イヤホンが気になっているでしょう。
ですが試聴することもできませんし、実際に音ゲーで使えるのか、買ったのにいまいちな音質だったらと不安かもしれませんね。
価格を抜きにして音質はいいのか、音ゲーでも実用的な性能か、他のイヤホンと比べてどうなのかを詳しく解説。
- 普段はスマホ音ゲーを中心にプレイするエンジョイ勢
- 普段は1万円クラスの完全ワイヤレスイヤホンを愛用
この記事を読めば、音ゲー用のコスパのいいイヤホン選びに迷うことはなくなりますよ。
ダイソーの300円イヤホンをレビュー・比較
今回私が音ゲー用として購入したのは、ダイソーで販売されている「リモコンマイク付き高音質ステレオイヤホン(4915)」。
価格は300円(税込330円)で、ダイソーで売られているイヤホンシリーズのひとつです。
「キレのいい低音」がアピールポイントになっており、EDM系の曲が多い音ゲーにぴったりと感じました。
音ゲーのプレイに使ったり、音楽サブスクを聞いてみて、良かった点と気になった点を詳しく評価しました。
また少し価格帯が上のエントリークラスイヤホンと比較して、どんな違いがあるのかも解説します。
音質は十分に実用クラスの解像度・迫力
音質は十分に音ゲー・音楽鑑賞にも使えるレベルで、十分に普段づかいできるレベルに達してます。
むしろ家電量販店で売っているよくわからないメーカーのイヤホンとかより、音質はいいんじゃないでしょうか。
音の解像度はクリアでメロディの聞き取りで苦労する場面はなく、低音もかなり迫力があるので、EDMの重いキックやベースも響かせてくれますね。
ボーカルも埋もれることなくきっちり出せていますし、低音寄りでありつつバランスも取れたチューニングでした。
一方で高音については表現力に課題も感じましたが、聴いていて刺さるような不快感はなかったです。
音質にこだわりがあるなら避けるのが無難ですけど、そこまでこだわりがないならもう100均イヤホンでも十分と言い切れますね。
装着感・フィット感が良好
あと驚いたのは耳に入れたときのフィット感の高さ。スッと入って外れにくく、気になりません。
耳にいれるプラグ部分に角度がついており、これが装着するときのフィット感を生み出しています。
イヤーピースこそちょっと安っぽさが否めませんが、良いイヤーピースに変えれば2~3,000円台とほぼ変わらないクオリティです。
性能以外の細かい点で気になる部分が多め
イヤホンとしての性能にはかなり満足できたのですが、使い勝手にはマイナス点もいくつか。
いずれも致命的ではないのですが、使っていて気になるような部分でした。
- I字プラグ
- タッチノイズの大きさ
- ケーブルのよりが強い
- LRの見極めが難しい
- マイク部分は音ゲーではいらない
I字プラグ
コスト的には仕方ないと思いますが、抜き差しの時に根元に負荷がかかりやすいI字プラグが採用されています。
プレイごとに抜き差ししないといけないケースもあるので、慎重に取り扱いたいですね。
タッチノイズが大きい
コードが互いに当たった時などに発生する、「ガサガサッ」というタッチノイズが割と大きめです。
音ゲーをプレイしている時は身体も大きく動くので、体や服に当たるたびにかなり気になります。
タッチノイズについては耳にかけてから反対向きにイヤホンを耳に入れる、通称「シュア掛け」をすればかなり軽減されます。
ノズルに角度がついているので左右を反対にしてシュア掛けするか、耳をぐるっと一周させてからつけるかになりますね。
よりが強すぎて気になる、動ける範囲が小さい
パッケージされる時に強めに巻かれているのか、出してからしばらくしてもケーブルのよりがきついです。
よりが強くて勝手にケーブルがまとまり、頭を動かそうとすると抵抗感があり気になりました。
しばらくすると抵抗を感じることは無くなりましたが、より自体はなかなか解消されません。
LRの見極めがむずい
左耳用と右耳用のイヤホンの見分けがつきづらく、毎回迷ってしまいました。
他のイヤホンだと片方にだけ目印になる突起がついていて、触れば分かったりします。
しかしこのイヤホンだと本体下の「L」「R」を見るくらいしか判断できず、ゲームセンターでやるときに目視できませんでした。
ゲームセンターだと照明が暗めなので、目で見ないとわからないのはちょっとしたストレスになりますね。
あってもなくてもいいけど、マイク部分はいらない
あってもなくてもいい部分ではあるんですが、イヤホンマイクは正直なかった方が嬉しかったですね。
もちろん音ゲーで使わないので余計ですし、マイクがある分ケーブルが重たく感じます。
再生・停止・曲送り・曲戻しはボタンでできますが音量調整機能はなく、普段使いにももう少し足りない印象。
PCゲームで会話をしながらプレイするには便利ですが、音ゲーに関していえば邪魔でしかないです。
3,000円台のエントリークラスイヤホンと比較
家電量販店やネットショップで市販される大手ブランドのエントリークラスイヤホンと比べても、ダイソーの300円イヤホンは遜色ありません。
ただ全体的な違いは大きくないのですが、細かい音質ではやはりダイソーが劣る部分もあります。
- 細かい部分の表現力
- 音場の広さ
- 音の解像度・クリアさ
さすがに300円のイヤホンでは、2~3,000円のイヤホンに敵わないところもあります。
今回は比較対象として、手持ちのイヤホンであるfinal E2000と比較してみました。
聴き比べると音質には少しだけ差を感じる
E2000が音場が広く色んな音を聞き取れる一方、ダイソーのイヤホンでは音が中心に寄っている感じがします。
音数の多い曲になると両者の違いがわかりやすく、曲全体としての厚みが違うとはっきり分かるようになりました。
メインメロディだけではなく細かい音まで拾えているので曲の見せる表情が豊かになり、それが表現力の差として現れています。
またダイソーイヤホンの強みだった低音に関しても、微妙にE2000の方が厚みが出ているように感じたので、これが表現力の差なのでしょう。
音の解像度にしてもダイソーからさらにもう一段クリアになった印象で、聴き比べると物足りなさが残りました。
価格差10倍でこれだけやれるならコスパは最高
ただじっくり聴き比べてようやく分かる程度の差ではあるので、どちらか単体で使って強みを実感できるレベルではなかったです。
というかダイソーが300円なので、値段差10倍のイヤホンとまともに戦えるのがおかしいレベル。
フィット感や装着感に関しては劣っておらず、人によってはダイソーのほうがよく感じるかもしれませんね。
またケーブルの太さや材質などの違いもあんまりなさそうで、耐久性もそれほど心配なさそうです。
100均(ダイソー)イヤホンが音ゲーで使えるか検証
次にダイソーのイヤホンが音ゲー用途として使えるのか、まずはゲームセンターに持っていって各音楽ゲームで実際に遊んでみました。
ゲームセンターの音ゲーにしっかり対応
結論としてはイヤホンジャックの挿入に対応しているゲーム筐体であれば、全て問題なく音声が出力されました。
プレイしたゲーム | イヤホン対応 |
---|---|
チュウニズム | ◯ |
オンゲキ | ◯ |
SOUND VOLTEX | ◯ |
ポラリスコード | ◯ |
太鼓の達人 | イヤホンジャックなし |
そもそもイヤホンを挿入できない太鼓の達人のようなゲームを除けば、ちゃんと筐体の音がイヤホンを通じて流れてきます。
チュウニズムにつないだときに音声が出ず、やっぱり100均では無理かな? と思ったのですが、単に設定の問題でした。
各ゲームでヘッドホン・イヤホンの音量調整をする設定項目があるため、もし聴こえなかったら音量が足りているか確かめてください。
まれに音量が最大にされているイタズラもあるので、音量の確認は慎重に。
休日の夕方あたりだったので周りにも多くのプレイヤーがいたのですが、イヤホンをすれば他の筐体の音は全く気になりませんでした。
ちなみにこの日、隣のmaimaiのプレイ音で太鼓の達人の音声が何にも聴こえなかったので、イヤホンは必須なんだと感じましたね。
スマホ音ゲーでもばっちり使える
ゲームセンターよりも静かな環境でやれるスマホ音ゲーに関しては、ダイソーのイヤホンでも全く問題ありません。
本体から聴くよりもしっかりと聞き取れるようになって、イヤホンがないときよりスコアも確実に上がりました。
ほとんどのスマホ・タブレットのイヤホンジャックで使えるプラグの仕様なので、挿せばすぐに使えます。
ただ最近はイヤホンジャックのないスマホ・タブレットが増えているので、その場合は変換ケーブルを噛ませないといけないですね。
音ゲー用のイヤホンの選び方
そもそも音ゲーに使うためのイヤホンとして重視すべき点はなんなのか、私が求める音ゲー用イヤホンにほしい条件は次の4つにまとめられます。
- 有線イヤホン
- L字型・3.5mmミニプラグ
- メロディを聞き取れる音の解像度
- 消耗品として割り切れる価格
こう考えると、ダイソーの300円イヤホンはかなり音ゲー用のイヤホンとしての適性も高いことがわかります。
有線イヤホン
有線で接続できるイヤホンであることは、音ゲー用イヤホンの絶対条件となります。
ゲームセンターにおいてある筐体はイヤホンジャックがあるので繋げば音が出ますが、ワイヤレス接続には対応していないからです。
Bluetoothトランスミッターを使えば無理やりワイヤレス対応にもできますが、遅延が発生するのでやはり不向きです。
スマホ・タブレットでも無線接続では遅延が発生し、設定を変えても許容できないレベルの音ズレが出ることもあります。
有線であればイヤホンでなくヘッドホンも使えますが、動きのある音ゲーではイヤホンのほうがベターでしょう。
音が耳に近く聴こえる分反応もしやすいですし、ヘッドホンは重いので動きづらくなってしまいます。
3.5mm3極・4極ステレオミニプラグ、L字型ならベスト
プラグの選び方としては、最低条件として「3.5mm」かつ「3極」または「4極」プラグを満たしているものがいいでしょう。
3.5mmはプラグのサイズを示しており、通称「ミニプラグ」と呼ばれ製品名に記載されていることもあります。
「極」とは1つの端子でいくつのチャンネルを扱えるかを示し、端子部分を確認するとわかりやすいです。
端子に2本線が入っているものは端子が3つに分かれているので3極、3本線が入っていれば4つに分かれた4極となります。
3極の場合は左耳と右耳で音が分かれるステレオとなるので、3.5mm3極プラグの場合「ステレオミニプラグ」と書かれています。
また4極の場合はマイクがついているイヤホンになります。
ゲームセンターに置いてある筐体やスマホ・タブレットはたいてい3極・4極に対応していますので、このどちらかを選べばいいでしょう。
ただしアーケード機に後付されたイヤホンジャックだと、4極プラグには対応していないことがほとんどです。
例としてPop’n musicはイヤホンジャックが付いておらず店側が設置していることがあるのですが、たいてい4極では音が出ません。
標準でイヤホンジャックが着けられているアーケード機では、4極でも問題ありません。
またプラグの根元部分が直角に曲がっているL字プラグだと、断線を防ぐことができて耐久性が高いです。
プレイのたびに抜き差しを頻繁にすることも多いので、I字プラグよりも負荷がかかりづらくて扱いやすくなります。
外れにくく密閉性の高いカナル型
イヤホンの形状は好みもあるんですが、音ゲーなら絶対にカナル型を使ってください。
カナル型:先端にイヤーピースがついており、耳道に入れて装着するタイプ。
インナーイヤー型:イヤーピースがなく、耳の入口に引っ掛けるタイプ。
インナーイヤー型だと音漏れしやすくメロディが聞き取りにくいので、正直あまり付ける意味がありません。
カナル型なら遮音性が高い、耳から外れにくい、より音が近くで聴こえるという点で、インナーイヤー型よりも音ゲーでは有利です。
周囲の騒音・雑音をシャットアウトして流れている曲や音に集中でき、音に合わせて叩きやすくなりますよ。
それぞれの音やメロディをはっきり聞き取れる解像度
音ゲー用のイヤホンに求められるのは最高に高い音質というより、しっかりと音源を聞き取れる解像度があるかどうかでしょう。
- クリアな解像度
- 音の聞き分けができる音場の広さ
- 極端にどこかの音域を尖らせないチューニング
音質は良いに越したことはありませんが、音ゲーをプレイするうえでは音質が良すぎてもあまり意味がありません。
家でじっくりと音楽鑑賞するのと違って、プレイ中は音楽にだけ集中出来るわけではないからですね。
したがって高価で音質がものすごくいいとされるイヤホンでも、音ゲー用途だとそれほど役に立たなかったりします。
一方でどんなイヤホンでもいいわけではなく、音がクリアで解像度が高くないとメロディや音の区切りをはっきりと聞き取れません。
さらにそれぞれの音が聞き分けられなければ、ノーツに割り当てられた音を読み取るのが難しくなります。
高ければ高いほどよいわけではないですが、一定の価格帯以上から選び、クリアな音質が望ましいですね。
消耗品として割り切れるか
音ゲーで使うことを前提にすると、どうしてもイヤホンの消耗は激しくなるのであまり高いイヤホンはおすすめできません。
- ゲームセンターへの持ち運び
- プレイのたびに抜き差し
- プレイ中の動きでケーブルが摩耗する
持ち運び・抜き差し・ゲーム中の動きが多いので、普段遣いよりも多少ラフに扱うことになります。
故障が嫌なら断線に強いイヤホンを選ぶか、音ゲー用のサブ機として購入するのがいいでしょう。
ダイソーの300円イヤホンはだいたい条件を満たしている
以上のような4つの条件に対して、今回紹介したダイソーの300円イヤホンはほぼ条件を満たしているといえます。
求められる条件 | ダイソーのイヤホン |
---|---|
有線イヤホン | 有線として使える |
プラグ | I字・4極だが音ゲーに対応 |
音の解像度 | 十分クリアな音質 |
消耗品でも問題ないか | 300円で買えてコスパ◯ |
プラグ部分についてはイマイチではありますが音ゲー対応しているのを確認していますし、それ以外は全く不満がありません。
音質も上を見ればきりがないので、ダイソーの300円イヤホンでもクリアに聞き取れる点では合格点を満たしています。
何よりも300円という格安で買えて使えるイヤホンはなかなかなく、コスパの良さで言えば最強レベルですね。
各100円ショップで買えるイヤホン
今回はダイソーで購入したイヤホンを紹介しましたが、他の100円ショップでも同様にイヤホンが売られています。
各100円ショップで販売されているイヤホンの品揃えを紹介し、100均イヤホンを比較していきましょう。
ダイソー
とにかくレパートリーが豊富で、音質から値段帯まで選べるのがダイソーのイヤホンコーナー。
300円イヤホンはシリーズ展開されており、よく聞く音楽ジャンルに合わせて特徴の異なる音質が選べます。
また500円の有線イヤホンもあり、こちらはさらに音質の良いハイレゾ対応イヤホン。
品揃えの豊富さ、値段の幅広さ、選べる音質と、100均イヤホンで迷ったらとりあえずダイソーで間違いありません。
セリア
セリアで売られているイヤホンは全て100円で、カラーバリエーション・マイクの有無あたりが選べます。
ただ音質を売りにしているような製品が見当たらなかったため、音質については期待できなさそう。
女性向きの可愛らしいカラーのイヤホンや、寝ながら使えるイヤホンなど少し変わったラインナップで勝負していそうです。
キャンドゥ
キャンドゥは他と比べるとややイヤホンの品揃えは少なめで、バリエーションもそこまで多くはありません。
300円で売られていた「デュアルドライバーイヤホン」は高音質をアピールしていて、簡易的な音量調節も可能。
イヤホンについている2つのスピーカーそれぞれが独立して音を出す構造で、立体的かつ迫力が増すというものです。
ただネットの評判的にはそこまで、という感じなので期待し過ぎな方がいいでしょうか。
ワッツ
「モバイルグッズ」のコーナーにスマホケースなどと一緒にイヤホンが並んでおり、ラインナップは割と多めです。
有線イヤホンでは100円の商品が大半を占めます。音質には期待しづらいですが、いざという時には役立ちそうです。
一番高い値段の300円で売られていたのは、ダイソーなどと同じようなマイク付きイヤホン。
高音質とパッケージにはありますが、具体的な音質や他のイヤホンとの違いについて書かれていませんでした。
カラーのバリエーションは豊富でしたが、色によって音質などの違いなさそうですね。
ワッツで個人的に気になったのは、「シュア掛け」できるイヤーフック。タッチノイズ軽減に役立ちそうです。
100均以外でコスパのいい音ゲー向きイヤホン
最後に100均以外の大手オーディオブランドで買える、コスパのいい音ゲー向きなイヤホンについても解説します。
先程も少し触れた通り、100均イヤホンよりも音の解像度が高くなり、使い勝手も上がります。
100均のイヤホンではやっぱり不満がある、もう少し高くてもいいからしっかり使えるイヤホンがほしいという方におすすめですよ。
- Final E1000
- Final E2000
- 有線ピヤホン(1・2)
- JVC HA-FX3X
final E1000
人気オーディオブランド「final」の最安エントリーイヤホンで、この価格で買えるのに本格的な音が楽しめます。
低音から高音までバランスが良いクリアな音質で解像度も高く、同価格帯の中でも音質の評価は高いです。
イヤホン本体は細身で耳に入りやすく、フィット感も良好で外れたりズレたりしづらい設計。
また付属のイヤーピースはオーディオファンの中でも評価の高い「final Eタイプ」で、密閉性に優れ低音がよく響きます。
ただEシリーズ全般に言えることとして耐久面がやや不安。ケーブルも少し細めで、ドライバー部分の接着が取れたこともありました。
final E2000
E1000の上位モデルに当たるE2000はやや音の重心が低めで、より激しめの音も綺麗に出してくれます。
またシュア掛けがしやすくなるイヤーフックや、持ち運びに便利なソフトケースも付属しています。
付属品もあわせればE1000に負けないコスパの高さで、価格もさほど変わらないため、予算に余裕があればE2000がおすすめです。
ちなみにさらに上位モデルのE3000もありますが、BPMが早く激しめの曲ならE2000の方が楽しめそう。
E3000は落ち着いた音をじっくり聴く用途に向いており、さらに音の味付けの少なめなフラットなタイプです。
コスパのE1000、オールマイティなE2000、リスニング用途のE3000といったところでしょう。
有線ピヤホン1/2
凛として時雨のピエール中野氏が全面監修した、リーズナブル価格に定評のあるHi-Unitのイヤホン。
有線ピヤホン1は最高のエントリーモデルを目指したとおり、2000円以下で買えるコスパの良さが魅力です。
有線ピヤホン2はチュウニズムとコラボした製品も出ており、ゲーミングイヤホンとしても自信を持って売り出しています。
こちらはイヤホンケースが着いているのも持ち運びには地味に便利で、タッチノイズ軽減用のケーブルクリップも助かります。
音質はいわゆるドンシャリ目の傾向があるので、普段からロックを多く聴くような人には刺さるチューニングです。
JVC HA-FX3X(XXシリーズ)
とにかく壊れない、丈夫で頑丈なイヤホンが欲しいなら「HA-FX3X」一択。
ケーブルが太めで断線に強く、それ以外の故障もなく私も3年以上ずっと使い倒していました。
音質としてはキャッチコピー通り低音域を強調したつくりで、重低音好きにおすすめ。
全体のバランスとしても聴きやすいチューニングになっているので、中音・高音をしっかり出してくれます。
イヤホン本体がやや大きめので、長時間の装着は疲れてしまうのが難点でしょうか。
ハードケースも付属してどこへ持ち出しても使える、取り回しの良い頑丈さが武器ですね。
100均のイヤホンが音ゲーで使えるかのまとめ
今回は100均のイヤホンが音ゲーにも使えるのか、ダイソーの300円イヤホンをレビューしてみました。
- ダイソーの300円イヤホンは、音ゲーでも十分実用的!
- 2~3,000円のエントリークラスとほとんど差がなく、クリアに音が聞き取れて音ゲーにも使えた
- ただし細かい音の拾い方・音場の広さ、表現力、音の厚みでは流石にやや劣る
- 100均で音ゲー用にイヤホンを買うなら、品揃え・クオリティの高いダイソーがおすすめ
- もう少し予算があるなら、2~3,000円のおすすめイヤホンを買えば外れはない
- とはいえ300円で買えるダイソーのイヤホンは異常なコスパの良さ
300円でこの音質ならもうエントリークラスのイヤホンはこれでもいいかな、と思わせるくらいダイソーのイヤホンはレベルが高いです。
もちろん比較するとちょっと物足りなさもありますが、聴いていても不満らしい不満は感じません。
- とりあえず音ゲー用のイヤホンが欲しい
- お金をかけたいわけではないけどイヤホンを持っておきたい
- メインは別で持ってるけど、何かあったときのサブ用
- 緊急でイヤホンが必要になった
というひとにおすすめ。
一定のレベルを満たす音質で幅広く使えるので、音ゲー用のイヤホンに迷っている方は、まずは100均で買ってみてもいいのでは。
失敗してもダメージは少ないですし、イヤホンの入口としては最適ですよ。
例えるならE2000の音質は、ダイソーのイヤホンから薄皮1枚向いたようなクリアさ。