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【音ゲーマーが解説】音ゲーで手袋を着けるのはなぜ?【マナーではなく……】

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  • ゲーセンの音ゲーで手袋をしている人がいるのはなぜ?
  • 手袋なしで音ゲーをプレイするのはダメなの?
  • おすすめの音ゲー用手袋を教えて!

そんなお悩みを解決します。

この記事を読めば分かること
  • 手袋をはめてプレイする理由とメリット
  • 手袋なしで音ゲーをプレイするのはありかなしか
  • 音ゲー用手袋の選び方とおすすめの手袋

ゲームセンターを見ていると、たまに手袋や軍手をはめて音楽ゲームをプレイしている人を見かけると思います。

音ゲーマーでない方には不思議に見えるかもしれませんが、手袋をつけているのには立派な理由があるのです。

またみんなが着けているのでゲームセンターで音ゲーをプレイするのであれば手袋が必要なのかも、気になるかもしれません。

この記事を読めば音ゲーマーが手袋をつける理由や、音ゲーをするときに選びたい手袋がわかります。

なもりん
  • ゲームセンターでは主にチュウニズムをプレイ。
  • その他アーケード・スマホ音ゲープレイ歴20年以上。

音ゲーで手袋を着けてプレイするのはなぜ?

音ゲーマーが手袋をつけてゲームをプレイする理由は、主に次の3つが挙げられます。

手袋をつけて音ゲーする理由
  1. 突き指など怪我を防ぐため
  2. スライドやフリックをやりやすくするため
  3. 手を温めて「固まる」のを防ぐため

全ての音ゲーで手袋をしているプレイヤーがいるわけではなく、次のどれかである場合がほとんどでしょう。

手袋プレイしている音ゲーマーをよく見かけるゲームとしては、

  • maimai
  • チュウニズム
  • クロノサークル
  • ポラリスコード
  • テトテコネクト
  • WACCA など。

これらはタッチパネルをタップしたり、スライド・フリックさせることで操作する音ゲーです。

maimaiやクロノサークルのように、パネルに加えてボタンも付いているゲームもあります。

ではなぜこれらでは手袋をつけてのプレーが必要になるのか、詳しく説明しましょう。

怪我を防止するため

プレイ時にボタンにぶつけて突き指したり、爪や皮膚へのダメージを防ぐために手袋はとても役立ちます。

音ゲーなんかで怪我する? と思うかもしれませんが、プレイするゲームや高難易度の譜面によってはその危険があるんです。

高難易度のプレイになると、素早くたくさんのタッチで腕を動かし続ける必要があります。

勢い余って筐体にぶつけてしまうこともありますし、maimaiだとボタンで擦り傷をつくったり打撲もしやすいです。

タッチとボタンで2つの操作があるmaimaiは、ふとした拍子に筐体の角とかボタンとかにぶつかりがち。

また次に説明するように、フリックやスライドの摩擦によってやけどや擦り傷を負うこともあります。

音ゲーマーにとって大事な手指を守るために、手袋は欠かせないのです。

スライドやフリックがやりやすい

タッチパネル式の音ゲーだと、手袋でプレイすることでパネルの滑りやすさが段違いに変わります。

素手でパネルをスライド・フリックしても摩擦で引っかかったりして、思った通りのプレイができないです。

指を立てたりすれば摩擦は軽減できますが、慣れるまで時間がかかります。

手袋を着けておけばパネルの滑り方が一定になるので、手汗をかいたりしても問題ありません。

滑ることが重要視されるので、もちろん滑り止めのない手袋が使われます。

また摩擦熱でちょっとしたやけどをすることもあるので、それを防ぐ意味合いもありますね。

安全かつ良いパフォーマンスを出すために、音ゲーマーは手袋をしているんですね。

手の冷え防止

またガチな音ゲーマーだと待機中に手袋をして、手が冷えるのを防ぐために使う人もいます。

BEMANIシリーズのプロリーグ「BPL」だと、ヒーター式の手袋をつけて待機している選手もよく見かけますね。

寒い日だと指が冷えてタイピングがしづらいのと同じで、音ゲーでも手や指が動かなくなることがあります。

そういった「手が固まる」のを防ぎつつ指を温めておいて、良いプレイができるようにはめています。

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手袋をすることによるプレイ時のデメリット

一方で手袋をしてプレイすることによるデメリットもいくつかあります。

手袋プレイのデメリット3つ
  1. 手が蒸れて不快になる
  2. 叩いたときの感触が薄い・違和感が出る
  3. 「ガチ感」が出てしまう

手袋の中が蒸れる

冬の時期ならまだいいのですが、プレイするたびに手袋の中が蒸れてベタベタとした不快な感触になります。

使い続けると汚れや匂いも気になるので、定期的に洗濯も必要です。

薄手で通気性の良い手袋を選べば、蒸れに関してはある程度対策はできます。

ただし薄い素材にすると布が破れやすく消耗が激しいなど、欠点もあり一長一短です。

叩いたときの感触が薄い

布を一枚挟んでボタンやパッドに触れる分、叩いた感が薄く慣れるまでは違和感が強いです。

衝撃を和らげて手へのダメージが防げる一方で、感触が薄い分本当に正しく叩けているのか自分でもわからないケースがありますね。

また手袋で手が包まれているので、普段よりも指を動かせる範囲が制限されます。

いわゆる「指押し」のしやすさに関わるため、上級者にとっては死活問題ともなります。

「ガチ感」が出てしまう

見た目の話になりますが、手袋をしてプレイすると周りから見ると真剣にプレイしている「ガチ勢」に思われがちです。

わざわざ音ゲーをしに来た感があるので、ガチっぽく見られますよね。

とはいえそのプレイヤーが手袋をつけてやっているかどうかなんて、周囲はそんなに気にしていないものです。

仮に気にしていたとしても、それを口にするプレイヤーもいませんし。

単に自意識の問題なので、あんまり気にせず手袋をつけてプレイしてみましょう。

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手袋なしはダメ? マナー違反?

手袋を持たずにゲームセンターに行ったり、音ゲーを素手でプレイしていてもマナー違反なんてことはありません。

私もチュウニズムをやり込んでいた時期には、ほとんど素手でプレイしてました。

たしかにゲームセンターに行ってプレイヤーたちが揃って手袋をしていたら、素手でプレイするのを躊躇してしまう気持ちはわかります。

ですがすでに説明したように手袋でプレイするのは、高難易度譜面での怪我を防止するためであり、プレイしやすさを求めているからです。

決して手袋着用がルールやマナーだから、ということではありません。

だからと言って汚れたままの手でプレイするのはマナー違反ですよ!

初心者の方や、ちょっとどんな感じのゲームか触ってみたいという方も、手袋がないからといって気にする必要はないです。

音ゲーをプレイする人
みんなもっと気軽に音ゲーしましょう!

ゲームセンターによっては、軍手やシルク手袋を貸し出しているところもありますよ。

それでも人の使った手袋には抵抗がある、という方は前もって準備していきましょう。

逆に手袋を着けてのプレイがマナー違反になるケースもある

一方で逆に手袋をすることによって、マナー違反と捉えられるケースもあります。

タッチパネルによる操作ではなく、ボタンを押してプレイするタイプのゲームで手袋を着けてプレイすることです。

ボタンタイプの音ゲーには、例えばbeatmania IIDX、オンゲキ、pop’n musicなど。

手袋から抜け落ちた繊維がボタンの隙間に入ってしまうと、接触が悪くなってしまい正しく反応しなくなる可能性があるからです。

Beatmania_IIDX_PlayStation_2_コントローラー
ボタンと本体の間には隙間があるので、繊維が入ると反応が悪くなります。

他のプレイヤーに迷惑がかかったり、ゲームセンター側にもメンテナンスの手間がかかります。

そのためこういったボタン式の音ゲーでは、むしろ手袋は着けずにプレイすることを推奨します。

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音ゲー用手袋の選び方・ポイント

ゲームセンターで音ゲーをやってみたくなったり、興味がある人のために、音ゲー用に使える手袋の選び方を解説します。

音ゲーで使いやすい手袋を選ぶには、ポイントが3つあります。

音ゲー用手袋のポイント
  • 滑り止めのついたものは選ばない
  • 素材は薄手か厚手か
  • スマホ対応かどうか

3つのポイントについて、順番に解説していきます。

滑り止めのついたものはNG

滑り止めがついている手袋でプレイすると、筐体に手が引っかかって怪我してしまうおそれもあります。

そのために選ぶときの絶対条件として、滑り止めのない手袋を選ぶようにしましょう。

滑り止め付きの手袋
こういう表面に加工がされている手袋はNGです。

逆に言うと滑り止めがついていなければ、どんな手袋だって音ゲーには使えます

よく使われるポリエステルのような化学繊維から、綿のような天然素材、天然革の手袋でも大丈夫です。

もっとも摩擦や指の曲げ伸ばしなどで消耗が激しいので、破れても問題ない手袋でのプレイがおすすめ。

動かしやすい薄手か耐久性のある厚手か

薄手の手袋でプレイするメリット

  1. 指の曲げ伸ばしがしやすい
  2. 重さを感じづらく腕を動かしやすい
  3. すでに近い感触で違和感を覚えづらい

薄手の手袋は指を曲げ伸ばししやすいですし、重さも感じづらく動きを邪魔することが少ないです。

叩いたときの感じもより素手に近いので、違和感を感じずにプレイできるでしょう。

その分耐久性が低くサッとフリックしたときに指部分が破れたり、気づかないうちに穴が空いていることもあります。

激しい動きをする分、音ゲー用の手袋は消耗品だと割り切りましょう。

またあまりにも薄手のビニール手袋とかだと、手指を保護できる機能もないので完全にやりやすさ重視になります。

厚手の手袋でプレイするメリット

  1. 耐久性が優れている
  2. 怪我しにくく、手指を守れる

厚手の手袋であれば耐久性が優れていますが、手指が動かしにくくなります。

特に「指押し」など複数指でタッチするような譜面では、可動域が制限されるので慣れるまで時間がかかるでしょう。

個人的には手袋をつけたときのメリットを重視して厚めのものを好みますが、個人差が出る部分ですね。

スマホ対応・タッチ対応でなくても良い

音ゲーのパネルはスマホのスクリーンとは異なる方式なので、必ずしもスマホ対応の手袋である必要はありません。

アーケード音ゲーに使われているパネルは、「赤外線方式」や「表面弾性波方式」とされています。

赤外線や音波を遮ることでセンサーが反応するので、ただの軍手でもプレイできるわけですね。

一方でスマホで採用されているタッチパネルは、静電気を通じてセンサーを反応させる「静電容量方式」。

そのため電気を通さない普通の手袋では、タッチしても反応しません。

ではスマホ対応手袋のメリットは何かというと、ゲームプレイの間にも手袋を外さずにスマホが触れるので便利なところです。

とはいえそこまでのこだわりが無いのなら、特段スマホ対応手袋を選ぶ必要はないでしょう。

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おすすめの音ゲー用手袋

最後にゲームセンターで音ゲーをしたい方のために、おすすめの音ゲー用手袋を紹介します。

必須ではありませんが、いろんな音ゲーを触ってみたい方や、もっと上手にプレイしたいなら持っておきましょう。

ダイソー・キャンドゥなど100均の手袋

いきなりぶっちゃけてしまうと音ゲー用の手袋なんてなんでもいいので、極論ダイソーなどの百均に売っている軍手でも十分です。

実際ゲームセンターで見ていても、普通の軍手でプレイしている人もよく見かけます。

プレイするたびに摩擦で消耗してしまって買い替えが激しくなっても、百均なら財布も痛みませんからね。

品揃えが豊富なのも百均の良い点で、いわゆる作業用の軍手から運転用のシルク手袋、スマホ対応の手袋もあります。

百均の軍手
何の変哲もない軍手でもOKです。

迷ったらダイソーやセリア、キャンドゥを覗いてみて、良さそうなものを手に取ってみましょう。

TRUSCO(トラスコ) 静電気対策用手袋 ノンコートタイプ


百均のもの以外だと、maimaiやチュウニズムで定番とされるのがTRUSCOの手袋です。

薄めの素材でプレイを邪魔しないのもいいですが、ナイロン製で丈夫なのも高評価。

スマホ対応とは書いていないのですが、薄いのでスマホも操作できます。

価格もそんなに高くないので、百均以外のものを試したいならまずはここから買ってみるといいでしょう。

ミドリ安全 品質管理手袋 NPU132 ノンコートタイプ


こちらもスマホを操作できるくらい薄めで、丈夫なポリエステル製の手袋。

汚れがつきにくく手入れが簡単で、指の動きも邪魔しません。

おたふく手袋 綿スムス手袋


綿タイプの手袋は吸湿性、通気性に優れているので、着けていても蒸れにくいのが特徴です。

その分高めになりがちですが、この手袋は2双組でもかなり安いので綿素材を試したい方におすすめ。

滑りも悪くないですし、耐久性も問題ありません。

普段から乾燥や手荒れしがちな人は、音ゲープレイ時にも気を使ってみては。

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音ゲーで手袋を着けるのはなぜかのまとめ

今回は音ゲーで手袋を着ける理由について、音ゲーマーとして解説してきました。

音ゲーで手袋を着ける理由は?
  • 怪我を防いだり、スライドのしやすさに影響する
  • 一方で叩くときに違和感があったり、蒸れるのが気になる人も
  • 必ずしも音ゲーをやるときに手袋をはめる必要はない
  • 気になる人は百均の手袋から使ってみては

決して音ゲーをプレイするときに必須なわけではありませんが、あって困るものでもありません。

激しい動きをする高難易度譜面になると、突き指、腫れ、擦り傷、ひび割れなどちょっとした怪我がつきまといます。

気になった方は手持ちの手袋を持って、ゲームセンターに行ってみてくださいね。

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