ここ最近改悪が相次いでいるオリコカード、ポイント交換先に悩んでいませんでしょうか。
改悪にうんざりして、もうオリコカードは使わないけど、余ったポイントの使い道が分からなかったり。
そこで今回はオリコポイントのおすすめの交換先について解説します。
結論として、オリコポイントはファミペイに交換することをおすすめします。
- 交換レートが高い(額面通り)
- 少ないポイントで交換可能
- 即時交換ができる
幅広い使い道にも対応しています。
- モバイルSuicaへのチャージ
- Amazonでの支払い
- 各種ギフトカードの購入 など
さらにはレートが改悪されたAmazonギフトカードを、元のレートで交換する方法も紹介します。
オリコポイントの交換先一覧
現時点でのオリコポイントの交換先について整理しました。
以下は2023年12月14日時点での交換先、必要ポイントを示した表です。
1ポイントが何円分に還元されるかの交換レートについても算出しています。
交換先 | 交換レート | 必要ポイント数 |
---|---|---|
Amazonギフトカード500円分 | 83% | 600 |
Amazonギフトカード2,000円分 | 83% | 2,400 |
PayPayギフトカード1,000円分 | 90% | 1,100 |
Uber Eatsギフトカード1,000円分 | 100% | 1,000 |
nanacoギフト1,000円分 | 100% | 1,000 |
EdyギフトID1,000円分 | 100% | 1,000 |
Apple Gift Card500円分 | 83% | 600 |
Apple Gift Card1,500円分 | 83% | 1,800 |
Google Play ギフトコード1,000円分 | 83% | 1,200 |
FamiPayギフトコード500円分 | 100% | 500 |
FamiPayギフトコード2,000円分 | 100% | 2,000 |
QUOカードPay500円分 | 83% | 600 |
QUOカードPay2,000円分 | 83% | 2,400 |
イオンシネマ映画鑑賞券 | 120% | 1,500 |
すかいらーくご優待券5,000円分 | 83% | 6,000 |
J-Coinボーナス500ポイント | 100% | 500 |
Pontaポイント1,000ポイント | 100% | 1,000 |
ANAマイレージクラブ600マイル | – | 1,000 |
JALマイレージバンク500マイル | – | 1,000 |
電子マネーWAONポイント1,000ポイント | 100% | 1,000 |
dポイント1,000ポイント | 100% | 1,000 |
auポイントプログラム1,000ポイント | 100% | 1,000 |
ベルメゾン・ポイント1,000ポイント | 100% | 1,000 |
クレポ1,000ポイント | 100% | 1,000 |
東日本大震災・津波遺児支援活動への寄付金(あしなが育英会) | – | 1,000 |
UCギフトカード20,000円分 | 95% | 21,000 |
UCギフトカード5,000円分 | 83% | 6,000 |
ギフトカードの交換レートが悪い
特に目につくのはAmazon、Apple、Google Playの各種ギフトカード類の交換レートの悪さです。
1ポイント=1円分ではなく、0.83円分にしかなりません。
いずれも額面金額より多いポイントを消費しないと、交換ができないレートです。
ギフトカード類への交換はポイントの一部が無駄になり、実還元率が低いといえます。
この1年で交換レートが次々と改悪
ギフトカードなどの交換レートについては、もとから悪かったわけではありません。
以前は1ポイント=1円分としてギフトカード類の交換を行うことができましたが、この1年で急速に改悪されました。
過去1年に3度のレート改定がありましたので、改悪のプロセスを説明します。
2022年12月のアマゾンギフトカード改悪
2022年12月20日に、アマゾンギフトカードの交換レートが改悪されました。
交換先 | 必要ポイント数 | 必要ポイント数 |
---|---|---|
2022年12月19日まで | 2022年12月20日から | |
Amazonギフトカード500円分 | 500 | 550 |
Amazonギフトカード2,000円分 | 2000 | 2100 |
ただし2,000円分を2,100ポイントで交換できるため、まとめて交換すればレートは比較的良かったです。
2023年8月に他ギフトカード類も改悪
しかし2023年8月14日から、Apple Gift Card、Google Playギフトコードなどもレートが改定されました。
交換先 | 必要ポイント数 | 必要ポイント数 |
---|---|---|
2023年8月13日まで | 2023年8月14日から | |
Apple Gift Card500円分 | 500 | 600 |
Apple Gift Card1,500円分 | 1500 | 1800 |
QUOカードPay500円分 | 500 | 600 |
QUOカードPay2,000円分 | 2000 | 2400 |
Google Playギフトコード1,000円分 | 1000 | 1200 |
すかいらーくご優待券5,000円分 | 5000 | 6000 |
当時のAmazonギフトカード以上に交換レートが悪くなる改定でした。
一方でAmazonギフトカードは変更がなかったため、まだ使い道はあるかと思われていました。
さらに2023年12月にAmazonギフトカード再改悪
そして今年2023年12月14日、Amazonギフトカードについて2度目のレート改悪が行われました。
交換先 | 必要ポイント数 | 必要ポイント数 |
---|---|---|
2023年12月13日まで | 2023年12月14日から | |
Amazonギフトカード500円分 | 550 | 600 |
Amazonギフトカード2,000円分 | 2100 | 2400 |
ほかギフトカードの交換レートに合わせたようなレート改定となります。
これによりギフトカード類の交換レートは、軒並み83%ほどの効率になり、実還元率は大幅に下がってしまいました。
オリコカードの実還元率は低い
オリコカードが人気なのは、クレジットカード利用時のポイントが高還元率だったからです。
ところがポイント交換時のレートが下がると、大量に貯めたポイントも無駄になる部分が多いです。
10,000円のクレジット利用に対し、1%の還元率なら100ポイントもらえます。
ですが100ポイントが83円分にしかならないのが、現在のオリコカードのポイント還元です。
結果的に実還元率がポイント交換先によって、1%を下回ることもあります。
他のカードと比べて実際の還元率はそれほど高くないか、交換するだけ手間な状態です。
交換先にファミペイがおすすめの理由
現在の交換レートを踏まえた結果、
オリコポイントの交換先としてはFamiPayギフトコードをおすすめします。
理由は3つ。
- 交換レートが高い(額面通り)
- 少ないポイントで交換可能
- 即時交換ができる
交換レートの高さ
FamiPayギフトコードは、貯めたポイントをそのままの金額で交換することができます。
ギフトカード類の交換レートの低さは、ここまで解説したとおりです。
貯めたポイントの15%以上が無駄になるギフトカードに交換するより、すべてお金に使える方へ交換したほうがいいです。
ファミペイは500ポイント=500円分、2000ポイント=2000円分で交換可能。
そのため貯めたポイントが無駄になりません。
ただし普及率の高いPayPayについて、既にレートが90%程度と悪いのが気がかりです。
同じQR決済系としてレートが改悪される可能性もあるので、早めに交換しておきましょう。
500ポイントから交換可能
交換レートを基準に選ぶなら、ほかにもnanacoやPontaなども選択肢になります。
しかしそれら他の交換レートが良い交換先は、交換に最低でも1,000ポイントが必要です。
必要ポイントが多いと、交換時に融通が効かないのがデメリットになります。
オリコポイントの有効期限は1年と短いため、1,000ポイント貯まる前に期限切れになりかねません。
また解約時など残りポイントをできるだけ使い切りたいときは、交換単位が小さい方が余るポイントが少なくて済みます。
即時交換ができる
FamiPayギフトコードへの交換は、交換したとき即時にコードが発行されます。
コードを登録した瞬間に、ファミペイ残高を取得可能です。
しかしポイント移行系の交換は、ポイント化されるまで時間がかかります。
例えばdポイントの交換スケジュールは、
・1日~15日受付 > 翌月10日頃反映
・16日~末日受付 > 翌々月10日頃反映
Pontaのスケジュールも受付から最低10日はかかります。
・1日~15日受付 > 当月25日頃反映
・16日~末日受付 > 翌月10日頃反映
ギフトコードだと入力の手間こそあるものの、即時発行されるので、使いたいときにすぐ使えます。
使い道が多いファミペイ
交換するのであれば、Amazonギフトカードやdポイントのように、使い道の広いものでないと意味がないでしょう。
ですがファミペイはむしろAmazonギフトカードやdポイントよりも幅広く使えます。
- モバイルSuicaにチャージできる
- Amazon経由で各種ギフトカードを購入可能
- ファミペイ自体の使い勝手の良さ
モバイルSuicaに交換可能
まずファミペイは、モバイルSuicaへのチャージが可能です。
交通費として使えるのはもちろん、自販機・コンビニ・スーパーなどでも対応できます。
QR決済や他の電子マネーより、使える幅が圧倒的に広いのがメリット。
キャッシュレス決済に対応しているお店なら、Suicaが使えるといって過言ではありません。
日本全国で使える電子マネーの代表格で、スマホの非接触決済ではトップの使用率。
そのため既に使用されている方も多いのではないでしょうか。
交換先に迷っていても、ファミペイ経由でモバイルSuicaにチャージしておけば使い道にはまず困りません。
レートを下げずにギフトカードに交換可能
人気のAmzonギフトカードの交換レートが改悪されたのは、既に解説した通り。
しかしファミペイを使えば、還元率を下げずにAmazonギフトカードに交換できます。
FamiPayギフトコードは額面通りの還元率で交換可能です。
そのためファミペイを経由してAmazonギフトカードを買えば、ポイントに無駄がありません。
ファミペイで購入することにより、直接ギフトカードに交換するよりもお得になります。
Amazonでは他にも、Apple Gift Card、Google Playギフトコードも購入可能です。
これらももちろん、還元率を落とさず交換できます。
ファミペイでAmazonギフトカードを買う方法
ファミペイでAmazonギフトカードを買う方法は2つ。
ひとつはファミリーマートでPOSA(プリペイド式)のAmazonギフトカードを買う方法。
お店で売っているカードを、ファミペイのQR決済で買うことができます。
そしてもうひとつはAmazonでEメールタイプ・チャージタイプのギフトカードを買う方法。
チャージタイプなら100円から、Eメールタイプなら15円からでも買えます。
しかもコンビニに行く必要もなく自由度が高いため、Amazonで買う方法がおすすめ。
この方法について、具体的な手順については後ほど解説します。
そのままamazonで支払うこともできる
ファミペイバーチャルカードなら、Amazonでクレジットカード同様の支払いができます。
ギフトカードを購入しなくても、通常通り支払えます。
ただしファミペイ残高の範囲内でしか支払えない点に注意。
500円など少額だけ交換した場合は向かないかもしれません。
ひと手間かけてギフトカードに交換したほうが、その後の自由度が高いでしょう。
ファミペイ自体の使い勝手のよさ
ファミペイ経由での使い方を解説しましたが、ファミペイ自体の使い勝手も良いです。
PayPayや楽天ペイと比べると使用率は高くありませんが、使えるお店は多く、認知度も高いのではないでしょうか。
ファミリーマートはもちろん、スーパー・ドラッグストア、飲食店などで使えます。
QR決済だけでなく、バーチャルカードによってQUICPay+加盟店での支払いもできます。
他にもオトクなクーポンをもらえたり、キャンペーンに参加できるので、ダウンロードしておいて損はありません。
ファミペイの登録・使い方
オリコポイントの交換先にするにあたり、ファミペイの登録をしておきましょう。
ファミペイの登録は非常に簡単です。
登録からモバイルSuicaへのチャージ・Amazonギフトカードの購入まで、画像を交えて手順を解説します。
いずれも簡単な入力作業なので、5~10分もあれば完了できます。
ファミペイの登録
まずはファミペイで支払えるようにするため、登録作業を進めていきます。
アプリストアからファミペイをダウンロードし、会員登録をしましょう。
登録が必要な情報はこれだけ。
- 電話番号
- 性別(任意)
- 誕生日(任意:できれば登録)
- 郵便番号(任意)
- パスワード
電話番号の登録後、認証コードの入力をします。
さらに性別・誕生日・郵便番号とパスワードの設定をすれば、会員登録は完了しました。
ただしこれだけだとファミペイでの支払いはまだできません。
利用できるように暗証番号の入力も行います。
「FamiPayを利用する」をタップし、6桁の暗証番号を設定するだけです。
バーチャルカードの発行
ここまででお店でQRコード決済するための準備ができました。
さらにモバイルSuicaやAmazonで使用するために、バーチャルカードの発行をします。
「ファミリーマート以外のお店で支払う」をタップ。
「バーチャルカード」をタップするとカード情報が表示されます。
この情報をAmazonに登録すれば、通常のクレジットカードと同じように支払うことができるようになりました。
またApple Pay・Google Payへの追加設定もここからできるので、モバイルSuicaにチャージしたい場合は追加しておきましょう。
ファミペイをAmazonで使う
発行されたバーチャルカードの情報をAmazonに入力し、Amazonギフトカードを購入します。
今回はチャージタイプを選択し、ファミペイ残高内で金額を入力し、レジに進みました。
「クレジットまたはデビットカードを追加」を押し、バーチャルカードの情報を記載。
これで通常通りAmazonの支払いに進むことで、ファミペイ残高を使った購入をすることができます。
Amazonでは他にもApple Gift Card、Google Playギフトコードも購入可能です。
またAmazonギフトカードを経由しなくても、この方法で直接欲しい商品を買うこともできるので、残高によって使い分けましょう。
ファミペイ残高をモバイルSuicaにチャージ
モバイルSuicaには、Apple Pay・Google Pay経由でバーチャルカードからチャージします。
直接クレジットカード情報をモバイルSuicaに登録する方法もあります。
ただ登録できるカード情報が1枚だけなので、メインになるクレジットカードを登録しておいた方が良いでしょう。
今回はiPhone、Apple Payでの方法を説明します。
Androidスマホの方はGoogle Payからチャージすることができます。
モバイルSuicaの画面から、入金(チャージ)→Apple Payでチャージを選択します。
あらかじめApple Payに登録しておいたバーチャルカードを選択し、金額を選んでチャージすれば完了です。
他の交換先も検証
ここまでファミペイを経由して、AmazonやSuicaで使う方法を解説してきました。
一方で似たことができる他のオリコポイント交換先もいくつか存在します。
しかし結論、ファミペイが最も幅広くかつ自由に使えるので、他の交換先についても補足説明します。
J-Coin Pay
認知度はかなり低いですが、みずほ銀行が発行するQRコード決済アプリです。
メリットとして500オリコポイントから交換できるので、ファミペイと同じくポイントの端数が出にくいです。
またモバイルSuicaとの連携が非常に簡単なのが優れています。
バーチャルカードの発行などをしなくても、ワンタッチで連携、チャージができます。
一方で最大のデメリットは、ポイント移行には最低でも10日かかること。
モバイルSuicaへのチャージを前提とすると、待たされるのが面倒です。
登録に住所や名前などの個人情報が必要なのも、ファミペイと比べると手間がかかるうえ、もしもの場合が心配。
またJ-Coin Pay単体の普及率・認知度が低いため、そのままお店で使うのは少しためらわれます。
nanaco
nanacoはSuicaに並んでメジャーな電子マネーで、普及率も高く所有している人も多いでしょう。
セブンイレブンでAmazonギフトカードを買えるので、もっている人にとっては有力な選択肢です。
ただし交換には、最低でも1,000ポイントが必要になります。
ちなみに、コンビニで買えるAmazonギフトカードは1,500円から。
1,000ポイント分だけだと、Amazonギフトカードは購入できません。
ファミペイとは異なりAmazonで買うこともできないため、少額から買えるチャージタイプやEメールタイプには使えません。
またSuicaにチャージすることもできず、使い道がファミペイに比べて狭いです。
WAON
WAONもミニストップでギフトカードを購入できる電子マネーです。
しかしデメリットとしてはnanacoとほぼ同様です。
最低1,000ポイントからの交換になり、コンビニでしか買えず、Amazonでも使えません。
異なる点はSuicaへのチャージで、イオンSuicaカードを持っている場合に限りWAONからチャージが可能になります。
ファミペイは交換レート・使い道に優れる
今回はオリコカードのおすすめポイント交換先について解説しました。
結論、交換先のおすすめはファミペイです。
- 交換レートが高い(額面通り)
- 少ないポイントで交換可能
- 即時交換ができる
幅広い使い道
- モバイルSuicaへのチャージ
- Amazonでの支払い
- 各種ギフトカードの購入 など
この1年間でギフトカード類のポイント交換レートが改悪され続けました。
そのためオリコカードの実還元率は、どんどん下がってきています。
ファミペイはその影響を受けず、幅広い使い道がある点でおすすめできる交換先になります。
高レートで交換、使いやすいSuicaのチャージや、ポイントを無駄にせずギフトカード類に変えることができるからです。
登録も簡単に済んで、使うのも便利。
オリコポイント交換先に悩まれている方は、ファミペイに交換しましょう。
▽ 参考記事
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オリコカード改悪。年会費無料・実還元率1%クレカの使い方を考える。
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