- 支払い方法がいくつもあって、PayPayは家計簿をどう書いたらいいのか分からない……。
- PayPayを使ったときの、家計簿の書き方を教えてほしい。
- PayPay以外の、楽天ペイやd払いなどの家計簿でのつけ方は?
そんなお悩みを解決します。
- PayPayの支払い方法ごとの家計簿での書き方
- PayPayを使ったときに家計簿をつける手順
- その他のスマホ決済サービスの家計簿でのつけ方
PayPayは最も使われているスマホ決済サービスですが、家計簿をつけるには少し手間がかかります。
5年以上家計簿を書いている私が、実際にPayPayでの支払履歴を家計簿につけている方法について解説します。
この記事を読めば複雑なPayPayの支払い方法に迷わず、家計簿を楽につけ続けることができますよ。
PayPayでの支払い方法は3種類
PayPayをつかった支払いを家計簿につけるのが難しいのは、複数の支払い方法があり特徴が分かれているから。
PayPayでの支払い方法は、3種類あります。
- PayPay残高
- PayPayクレジット・クレジットカード
- PayPayポイント
支払いごとに方法を切り替えられるので、状況やその人にあった使いかたができるのがPayPayの長所になっています。
次にそれぞれの支払い方法について、特徴を紹介します。
PayPay残高をチャージする
PayPay残高からの支払いは、銀行口座やATMからあらかじめチャージした残高で支払います。
基本的には支払う前に現金の引落が必要なので、使いすぎることのない点がメリット。
残高はオートチャージもできるので、繰り返し頻繁につかうひとには便利です。
またクレジットカードでのチャージや、対応する携帯代とまとめて支払うこともできます。
PayPayクレジット・クレジットカード
PayPayクレジットは、当月に利用した金額を翌月にPayPayカードなどからまとめて引き落とせる方法です。
クレジットカードが使えないお店でも、PayPayがつかえればカードと同じ支払い方ができます。
残高から支払うよりも還元率が高く、チャージがいらないのがメリットとなります。
またクレジットカードと同じ支払い方法なので、翌月まで現金が減りません。
PayPayポイント
PayPayやPayPayカードで支払いをすると、1ポイント=1円分のPayPayポイントが付与されます。
ポイントでの支払いのほか、PayPay残高やクレジットでの支払いと併用することも可能です。
有効期限がないうえに還元率も高く、頻繁にポイントがもらえるキャンペーンも行っています。
PayPayはつかったときに家計簿をつける
3つの支払い方法があるPayPayですが、家計簿でのつけ方はすべて同じです。
ずばり、PayPayをつかったときに家計簿をつけましょう。
ポイントは残高にチャージしたときや引落の日ではなく、モノやサービスを買ったときにつけることです。
PayPay利用時に家計簿をつけるメリット
つかったときに家計簿をつけることで、次のようなメリットが生まれます。
- 支払った日に、すぐ家計簿をつけられる
- つかったお金の明細を、詳しく記録できる
買ったのと同時に家計簿をつけられるので、予算に対してどのくらい使っているかがわかりやすくなります。
また内訳までしっかりと把握できるので、後から振り返ったときに無駄使いを見つけやすいです。
家計簿の目的である、無駄使いを抑えて節約につなげることに適したつけ方となっています。
つまりこのやり方は、「いつ」「何に」「いくら」つかったのかを把握しやすい家計簿のつけ方なのです。
では支払い方法ごとの詳しい家計簿のつけ方について、解説していきます。
PayPay残高で支払う場合
PayPay残高で支払った場合、現金と同じように考えて家計簿につけましょう。
- 残高をチャージ → 家計簿には何も書かない
- PayPay残高を使って支払い → 現金同様に「日用品 1,000円」などと記入
前もって残高をチャージしたときには、家計簿になにか書く必要はありません。
チャージしたときに支出としてしまうと、2つの問題点があるからです。
「チャージ 3,000円」のようにすると、実際にものを買ったときの内訳がわかりませんよね。
またチャージした日と支払いをした日が違う場合、家計簿につける日付もずれてしまいます。
したがってPayPayをつかって支払ったときにだけ、家計簿につければ十分です。
残高の管理はしなくてもいい
チャージしたときに家計簿には何も書かないと、どうやって残高を管理するのか疑問の方もいると思います。
結論からいうと、私は家計簿上で残高について管理する必要はないと考えています。
残高自体はアプリでも見れますし、わざわざ家計簿でも記録しておくメリットがありません。
しかも家計簿と残高を合わせるにはチェックしないといけない点も多く面倒なので、最初からやらないほうがマシです。
家計簿の計算が合わない! イライラするときの解決法【合わせるのをやめる】では、残高を合わせるデメリットを詳しく解説しています。
https://namorinblog.com/%e5%ae%b6%e8%a8%88%e7%b0%bf%e3%81%ae%e8%a8%88%e7%ae%97%e3%81%8c%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81%e3%80%80%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%a8%e3%81%8d%e3%81%ae/また月末には預金や現金などの資産状況を把握していますが、その時もPayPayを含めた電子マネーの残高は除いています。
PayPayクレジット・クレジットカードで支払う場合
PayPayクレジット・クレジットカードでの支払いも、残高と同じように支払ったときに家計簿をつけます。
- クレジットで支払い → 「日用品 1,000円」など家計簿につける。
- 翌月に銀行から引落 → 家計簿にはなにも書かない
クレジット支払いの場合、PayPayを利用してから実際に現金が引き落とされるまで時間がかかります。
家計簿をつけるタイミングを引落に合わせてしまうと、タイムラグが発生してこまめに支出を見直すことができません。
PayPayポイントをつかって支払う場合
ポイントをつかったときの家計簿のつけ方は、ポイントを収入とすることです。
正確な支出の把握ができつつ、他の支払い方法とあわせて書くこともできます。
1,000円の日用品を購入するのに、500円分のポイントを使った場合
- 「支出 日用品 1,000円」、
「収入 ポイント 500円」
とつけます。
全てポイントで払った場合
- 「支出 日用品 1,000円」、
「収入 ポイント 1,000円」
とつけます。
それぞれの支払い方法に加えて、収入としてポイントを書き加えただけです。
大事な点としては、ポイントを差し引いた金額ではなく、元の金額を支出としてつけることです。
本来の支払金額をそのまま家計簿に支出として書くと、ポイントの有無で支出額がブレることがありません。
またポイントだけで買う場合は0円になり、家計簿につける必要がなくなります。
後で分析もしやすく、ポイントがあるからといって無駄使いをすることもないです。
たまたま持っているだけのポイントに頼らず、しっかりと支出をセーブすることを意識づけるのに役立ちます。
【家計簿のつけ方】ポイントは使ったときに収入で計上するで、ポイントを収入としてつけるメリットを詳しく解説しています。
家計簿につけるためにPayPayの履歴を確認する手順
実際にPayPayでの支払いを家計簿につけるときには、PayPayアプリを見ながら行っています。
レシートを見てもいるのですが、PayPayポイントを使った支払いかどうかがわかりません。
そのためアプリで履歴詳細を見ながら、家計簿をつけることが多いです。
実際に確認する手順を画像で確認
1.PayPayアプリから、「取引履歴」をタップ。
もしくは下部にある「ウォレット」から、取引履歴の「もっと見る」を選択する。
2.取引履歴の「詳細を見る」で、支払い方法の内訳が見れます。
3.内訳を見て、支払い方法にあった書き方で家計簿につけます。
家計簿アプリでは連携しきれない
PayPayの支払履歴をアプリで確認しているのは、家計簿アプリからではチェックが難しいからです。
2024年6月現在のところ、PayPayと連携できる家計簿アプリはありません。
ただしPayPayに登録している銀行や、クレジットカードを家計簿アプリに連携することはできます。
以下のようなPayPayの一部の支払いについては、間接的に確認することができます。
- 銀行やカードからの残高チャージ
- PayPayクレジット・クレジットカードでの支払い
一方で次のような支払いについては、家計簿アプリでも確認できません。
- PayPay残高からの支払い内訳
- PayPayポイントを使った分の支払い
つまり家計簿アプリで把握できる範囲では、PayPayの支払いを全てチェックするのは不可能です。
そのため家計簿アプリからPayPayの支払い履歴を確認するのはあきらめるか、一部手動でフォローするとよいでしょう。
またPCからPayPayの支払履歴を直接確認することもできないので、現状はアプリから直接見に行くしかないでしょう。
楽天ペイやd払いをつかったときの家計簿の書き方
PayPay以外のスマホ決済アプリでも、家計簿の書き方は同じです。
楽天ペイやd払いを例にとって、つけ方を解説します。
楽天ペイの家計簿でのつけ方
楽天ペイの支払い方法は、次の4つに分ける事ができます。
- チャージ払い
- ポイント払い
- 楽天銀行口座払い
- カード払い
チャージ払いはカードや銀行などから、楽天キャッシュに残高をチャージする方法です。
流れはPayPay残高からの支払いと同じになるので、【PayPay残高で支払う場合】を参考にしてください。
またカード払いについては楽天カードが支払い元となるので、【PayPayクレジット】と同じつけ方です。
ポイント払いについても、【PayPayポイントを使って支払う場合】と変わりません。
PayPayとは違い期間限定ポイントもありますが、使った分だけを収入としてつければ管理も楽です。
楽天銀行からの支払いは、ほぼ現金と同じなので、難しく考えず使ったときにつければよいでしょう。
d払いの家計簿でのつけ方
d払いの支払い方法は、主に3つあります。
- 電話料金合算払い
- d払い残高
- dカードや他クレジットカードでの支払い
残高やカードでの支払いは今まで説明したとおり、支払時に家計簿をつけましょう。
電話料金合算払いは、毎月の携帯電話料金にd払いで利用した金額もまとめられる支払い方法です。
支払いの流れとしては、使った分のお金が後で引き落とされるクレジットと同じ後払いになります。
使ったときに家計簿をつけつつ、電話料金の明細からその分の料金は差し引いて計算しましょう。
PayPayの家計簿でのつけ方まとめ
今回は、家計簿での家計簿でのPayPay(ペイペイ)の書き方を解説しました。
PayPayの支払い方法は3種類ありますが、つけ方はすべて同じで、つかったときに家計簿をつけてください。
つかった日を基準に家計簿をつけることで、以下のメリットがあります。
- 支払った日に、すぐ家計簿をつけられる
- つかったお金の明細を、詳しく記録できる
残高をチャージしたときやクレジット引落に合わせてしまうと、家計簿を振り替えるのが難しいからです。
またPayPayの支払い履歴は、基本的にアプリで確認しましょう。
家計簿アプリなどを見ても、残高支払いやポイント支払いの履歴が残らないためです。
この方法は楽天ペイやd払いなど、ほかのスマホ決済サービスでも使えます。
お使いのサービスに合わせて、家計簿をつけてみてください。
▽ 参考記事
>>【家計簿】購入した本はどの項目に分類してつけるべき?【注意点も】
>>いつか払うなら先取り支出。真の貯金額がわかる家計簿の付け方
>>節約がむなしい、みじめだと思ったらやるべきこと【目的を持とう】
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