こんにちは、なもりんです。
今回不動産一括査定サイトのオススメと使うときの注意点をお伝えします。
持ち家・マイホームを売ろうとしているけど
- 何から手を付けていいかわからない
- 「物件の査定」ってどう進めたら良いのかわからない
そんな方に向けて不動産一括査定サイトの使い方からどのサイトが良いのかという選び方までお伝えします。
家を売るというのは人生でもなかなか経験しないことだと思いますので、そもそも不動産一括査定サイトを使った経験があるという人も少ないと思います。
そんな中、自分は実際に不動産一括査定サイトを使って持ち家を売却した経験がありますので、その体験をお伝えしていきます。
今回は初めて不動産一括査定サイトを使う方の不安がなくなるよう、オススメの不動産一括査定サイトから、その使い方や注意点まで解説します。
査定サイトを使うメリットとは?
マンションや一戸建てなど、マイホームを売ろうと思ったとき・売ることを考えているときには不動産一括査定サイトを使うことがおすすめです。
その理由は複数社に対して一括で査定を申し込むことによって、
- 物件の適正な価格がわかる
- やる気がある不動産会社がわかる
からです。それでは、詳しく説明していきます。
一括査定サイトを使えば相場における正しい価値が分かる
不動産一括査定サイトを使うと複数社の査定を取ることができますが、それによって物件のより正確な価格・価値を判断することができます。
1社だけに査定をお願いして偏った査定や誤った査定が出てきてしまうと、物件の本当の価値とは異なる査定価格が提示されてしまうことがあります。
しかし複数社に依頼しておけば、複数の査定価格を見比べることで物件の相場における価値をかなり正しく判断することができます。
そのためにも、1社だけではなく複数社に査定を依頼できる不動産一括査定サイトを使うことがおすすめです。
さらに不動産一括査定サイトをつかえば、まとめて最大5~6社程度に依頼することができるので効率的・効果的です。
その物件の売却に自信のある不動産会社が見つかる
一括査定サイトで複数の不動産会社に査定を依頼することで、自分が売ろうとしている物件に対して真剣に向き合ってくれる不動産会社が見つかりやすくなります。
同じ物件を売るにしても、よりやる気があって売ってくれる自信のある業者に頼んだほうが高く早く売却することが可能になります。
また、それぞれの不動産業者によっても「マンションが得意」「一戸建てが得意」「特定の地域に強い」という特色があるので、それを比較して見極めることができればよりよい売却活動をお願いすることができます。
一括査定サイトで複数社の査定根拠やメールの文面を見ることで、自信を持って売却活動を行ってくれる担当者を見つけることが可能です。
実際に自分が査定をもらった不動産業者でも
- メールで今後の売出しプランを丁寧に説明してくれる
- 査定根拠がわかりやすく、納得感のある査定書を送ってくれる
こういったところには非常に好印象を持ちましたし、実際にそういった仲介業者にお願いして売却を成功させることができました。
多くの仲介業者に査定を出すことで、こういった売る自信のある業者や担当者に出会える確率が高まります。
おすすめの不動産一括査定サイト
不動産一括査定サイトを使うメリットをわかったところで、おすすめの不動産一括査定サイトをご紹介します。
自分が実際に使ってみておすすめできると感じたのはこの2つです。
- すまいValue
- HOME4U(ホームフォーユー)
順番にそれぞれのサイトを紹介します。
おすすめ不動産一括査定サイト1:すまいValue
不動産一括査定サイトの中では一番オススメしたいのがこのすまいValueです。
その理由は、不動産仲介業者の最大手と言える企業に一括査定ができるのは、このすまいValueだけだからです。
下の表はすまいValueで一括査定を依頼できる仲介業者のリストです。
仲介業者名 | 取扱高順位(取扱高) | 仲介件数順位(仲介件数) |
三井のリハウス | 1位(1兆5,638億) | 1位(38,507件) |
住友不動産販売 | 2位(1兆2,410億円) | 2位(35,122件) |
東急リバブル | 3位(1兆2,264億円) | 4位(25,635件) |
野村の仲介+ | 4位(8,934億円) | 5位(9,322件) |
三菱地所ハウスネット | 20位(840億円) | 22位(1,616件) |
小田急不動産 | 26位(414億円) | 25位(1,251件) |
(2022 不動産業統計集(公益財団法人不動産流通推進センター)を参考に作成。)
※物件がある地域によって対応できる仲介業者が異なることがあります。
不動産仲介で最大手の「三井のリハウス」をはじめ、2位の「住友不動産販売」、3位の「東急リバブル」、そして4位の「野村の仲介+」に査定を依頼できます。
取扱高・仲介件数ともにトップクラスのこれらの大企業は全国に営業ネットワークを持っているため、営業力が中小企業の比ではありません。
またネームバリューを活かした宣伝力も非常に高く、SUUMOのような不動産サイトに掲載してくれるのはもちろんのこと、企業独自の不動産紹介サイトを持っていることもあります。
さらに売却後に関しても各社独自のサポートを行っているため売主はもちろんのこと、買主も安心して売買をすることができるというメリットもあります。
よりよい条件で物件を売却するためにも、まずは一度すまいValueで大手仲介業者の査定を受けることをオススメします。
おすすめ不動産一括査定サイト2:HOME4U(ホームフォーユー)
HOME4Uは日本初の不動産一括査定サイトで、20年以上の実績を持っています。
査定時には、大手の仲介業者から地元密着型の中小企業まで幅広く紹介してもらうことができます。
すまいValueで査定してもらえる超大手企業は、比較的査定価格・取引価格が高い物件を中心に取り扱うことが多いです。
なぜなら、取引価格が高いとそれに応じて仲介業者に入る取引手数料が多くなるからですね。
(取引価格400万円が超える場合の仲介手数料は「取引価格×3%+6万円+消費税」と定められているため、同じ1件の仲介を行うとしても取引価格が高いほうがいいわけです)
そのため、そういった不安を解消するためにも大手から中小業者まで幅広く査定をしてもらえるHOME4Uを使うのがよいでしょう。
また、中小企業は大手と異なり取り扱う件数が少ないため、その分親身になって対応してくれる可能性が高いです。
地元に精通している不動産会社であれば、大手よりも正確な査定を出してもらうこともできるかもしれません。
一括査定サイトは複数組み合わせて使うのがおすすめ
おすすめの一括査定サイトについて紹介しましたが、一括査定サイトは1つだけではなく複数使うことをおすすめします。
なぜならサイトによってそれぞれ特色が異なり、依頼できる不動産仲介業者も異なるからです。
大手不動産会社に依頼できるという強みを持っているすまいValueですが、一方で地元密着型の中小業者には依頼できません。
また、大手と中小業者では担当者の対応の仕方も変わってきますし、より多くの担当の方から連絡をもらってより良い担当者を見つけることが売却成功のポイントでもあります。
そのため、一括査定サイトは1つだけではなく2つ~3つ組み合わせて使うのがいいでしょう。
自分は実際に上で紹介した「すまいValue」「HOME4U」を使って各仲介業者の特徴を比べることができ、その中から良さそうな業者の方と媒介契約を結びました。
不動産一括査定サイトを使うときの注意点とは?
最後に不動産一括サイトを使う際に注意したい点がいくつかあります。
それは、一括査定は机上査定にすること・メールでの連絡を希望することです。
一括査定は「机上査定」を申し込む
物件を査定してもらう方法は机上査定と訪問査定がありますが、一括査定サイトで依頼するときには机上査定をお願いすることをオススメします。
机上査定は、不動産の立地条件や路線価、周辺物件の取引事例といった不動産のデータを参考に査定価格を算出する方法です。
査定してもらうスピードも早く、また実際に物件を訪れることもないため日中忙しいという方でも依頼しやすい方法です。
ただしその分査定はおおよそのものとなり、必ずしも正確とは言えません。
対する訪問査定は机上査定で使うデータに加えて、実際に物件を訪れてデータだけではわからない物件内部の個別事情などをチェックして査定を行う方法です。
物件に関する多くの情報を得た上で査定することができるため、査定価格はかなり正確なものを算出できるとされています。
そのため正確な査定をするために訪問査定をオススメされることが多いですが、一括査定のときは机上査定を選んだほうがよいです。
その理由は一括査定で訪問査定を申し込んでしまうと、
- 多いと5~6社の担当者の訪問日程をこちらで調整する必要がある
- 訪問に来た段階で担当者からの営業活動が始まり、そのまま媒介契約を勧められる
と、対応が非常に面倒になってしまうからです。
なのでおすすめの方法としては、
- 机上査定で査定書を送ってもらい、査定根拠をチェック
- そのなかで1~3社だけに訪問査定を依頼して担当者の話を聞いてみる
- 更にそのなかで良いと思った仲介業者とだけ媒介契約を結ぶ
という手順をとるといいでしょう。
「訪問査定してもらわないと、正確な査定金額がわからないんじゃないの?」
という疑問をもつ方もいるかもしれません。
しかし、物件の状態にもよると思いますが、自分の場合は机上査定と訪問査定で査定価格は変わりませんでした。
一括査定をするときには、ある程度正確かつ手軽に依頼できる机上査定を有効利用したほうが良いでしょう。
査定書の送付や連絡方法はメールにする
机上査定を依頼する際には、併せて連絡方法をメールにすることを各社に伝えましょう。
査定を依頼すると、各仲介業者がいち早く連絡を取ろうと電話をかけてきますが、大体の場合その電話は(机上査定をお願いしていても)訪問査定のお願いのことが多いです。
訪問査定をお願いするのはこちらが必要になったタイミングですればいいですし、その際も日中に電話するのは難しいという方が多いと思います。
そのため、担当者からの査定書の送付や連絡はメールでお願いするように伝えておきましょう。
一括査定を依頼する際の連絡欄に「日中は電話を受けるのが難しいので、ご連絡はメールでお願いします」といったような文章を添えて、やんわりと電話連絡を断るのが良いと思います。
自分の場合は依頼したあとすぐにかかってきた仲介業者からと思われる電話はすべて無視していました。
それでもメールで担当者との円滑なやり取りは十分できたので、電話連絡は最初から断っておいても問題ありません。
オススメ不動産一括査定サイトと使うときの注意点まとめ
今回はオススメの不動産一括査定サイトと使うときの注意点についてご紹介しました。
不動産一括査定サイトは、物件の適正な相場価格が把握できることや良い仲介業者を見つけやすいことなど、物件の売却を考えている人にとっては使うメリットがたくさんあります。
おすすめの不動産一括査定サイトは大手に強いすまいValueと大手から中小まで幅広く対応してくれるHOME4Uの2つです。この2つを組み合わせて売却成功につなげましょう。
また不動産一括査定サイトを使うときには、多くの仲介業者に依頼することになるため、忙しくても対応が面倒にならないような机上査定やメールでの連絡をお願いすることで、楽に売却につなげることができます。
物件の売却を考えている方は、これらの点を参考にして、まずは気軽に一括査定をお願いしてみましょう。
以上です! なもりんでした。