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【1R・1Kでも】ドラム式洗濯機が置けるのか? 6つのポイントで確認

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こんにちは、なもりんです。

今回は狭い部屋でもドラム式洗濯機を置けるのか、ということについて確認するべき6つのポイントをお伝えします。

ドラム式洗濯機は洗濯から乾燥まで自動でやってくれて、わざわざ洗濯物を干したり取り込んだりすることもないので、手間と時間の節約にもなる非常に便利な家電です。

ドラム式洗濯機をワンルームの狭い洗濯機置場にギリギリの幅で置いている

しかし、一般的な縦型の洗濯機と比べると寸法が異なったりして自宅の洗濯機置場に置けるのかどうか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特に一人暮らし向けのワンルームや1Kでは洗濯機置場が狭いため、どんな洗濯機でも置けるとは限りません。

買ったあとで自宅に置けないという事になってしまうと、返品することになってしまったりしかねません。

そこで今回の記事では、実際にワンルームのマンションでドラム式洗濯機を置いている自分がドラム式洗濯機を設置するために確認すべき6つのポイントについてお伝えします。

便利なのは分かるけど、置けるかどうか分からずにドラム式洗濯機を買おうか悩んでいる方も、ポイントを抑えて便利な時短家電であるドラム式洗濯機を使えるようになります。

ドラム式洗濯機が置けるかどうかのポイントは6つ

ドラム式洗濯機を置けるかどうか、確認するべきポイントはこの6つです。

  • ドラム式洗濯機のサイズ
  • 洗濯機を設置するまでの搬入経路
  • 防水パンの大きさ
  • 蛇口水栓の場所
  • 洗濯機置場そのもののスペース
  • ドアを開けたときの奥行

順番に説明していきます。

ドラム式洗濯機のサイズを確認

まずはメーカーサイトなどでドラム式洗濯機の大きさを確認しましょう。

この後のチェックポイントを確認するためにも、基準となる大きさを決めておいた方がやりやすいです。

この時点で購入を検討している具体的なドラム式洗濯機がないということもあるかもしれません。

その場合、この項目は一旦飛ばして、この後のチェックポイントを確認してから置けそうなドラム式洗濯機を探してみましょう。

もしくは使う人数や使い方がある程度決まっている場合、洗濯kg数を目安に各社のドラム式洗濯機のサイズ感を確認します。

例えば2人暮らしで週末にまとめて洗うという場合であれば、少し大きめの10kg程度のタイプのサイズを調べてみます。

例えば、東芝のドラム式洗濯機TW-95G9L-Wの場合、洗濯容量は9kgです。

東芝のドラム式洗濯機TW-95G9L-Wの商品画像
(出典:東芝

メーカーの商品ページには以下のような寸法図が乗っていますので、必ずチェックして下さい。

TW-95GM1Lの寸法図

この時点ではすべてのサイズが分かっておく必要はありませんが、この後の確認のために本体の幅と高さくらいは把握しておきましょう。

この洗濯機の場合は、本体の幅が610mm、高さは1,000mmであることがわかります。

このようにまずは仮でも良いので、実際のドラム式洗濯機のサイズがどのくらいの大きさなのか確かめてください。

搬入経路の広さを確認

次にドラム式洗濯機が自宅の洗濯機置き場まで運ばれてくることを想定して、搬入経路の広さを確認しておきます。

搬入経路を確認しておかないと、購入したはいいものの洗濯機置き場まで入れることができず、返品することになってしまったと言うことにもなりかねません。

そのため、実際にドラム式洗濯機を運ぶとしたらどんなルートを通るのか、自分で歩いて確かめてみてください。

例えば自宅のマンション前まで運んでもらったとして、

  • マンション入口のドアやオートロック扉の幅は通れるのか?
  • エレベーターや階段で運ぶときに幅は足りているか?
  • 自分の部屋までの廊下の幅は大丈夫か?
  • 玄関ドアを開けたときにポストなど支障になりそうなものはないか?

と言うように、もし自分が運んだとしたらどんなことが起きそうなのか、ドラム式洗濯機の幅をイメージしながらシミュレーションします。

どんな住宅に住んでいるかによって搬入経路は変わってくるので、予め搬入経路の広さは確認しておくようにしましょう。

防水パンの大きさがドラム式洗濯機に対応しているか確認

防水パンのサイズもドラム式洗濯機を置くために確認しておかなければなりません。

無事に搬入経路を通れたとしても、洗濯機を置く防水パンに置けるかはまた別の問題です。

ではどのくらいのサイズの防水パンなら置けるのか? というのは、これもメーカーのホームページやパンフレット等に記載されています。

さきほども例にした東芝のドラム式洗濯機TW-95G9L-Wの例を見てみましょう。

東芝のドラム式洗濯機TW-95G9L-Wを設置可能な防水パンサイズ

このように、「奥行内寸520mm以上」と記載されていました。

そのため、防水パンの内寸が520mm以上あるかどうかメジャー等で計測します。

種類別防水パンの計測方法
(出典:シャープ

なお防水パンの内寸とは、枠を除いた実際に洗濯機が置けるスペースのことを指しますので注意してください。

水栓蛇口の高さと壁からの張り出しを確認

洗濯機置き場にある水栓蛇口について、設置面までの高さに加えて、壁からどのくらい張り出しているかを計測しましょう。

特に築年数が古い賃貸住宅にありがちなのですが、縦型洗濯機を置くことしか想定されておらず、ドラム式洗濯機の奥行きや高さに蛇口水栓が対応できない可能性があるからです。

搬入ができたとしても、この水栓が邪魔になって洗濯機が置けないというケースは特にワンルームや1Kの部屋ではかなり多いです。

ドラム式洗濯機は乾燥機が付いている関係上、洗濯機能しかない縦型洗濯機と比べると高さや幅が一回り大きいです。

そのため一般的な縦型洗濯機が入ることは想定されていても、ドラム式洗濯機を置くことが想定されておらず、水栓蛇口が邪魔で防水パンの中に置けないことがあります。

ただし、水栓が邪魔でドラム式洗濯機が置けないときでも取替工事を行うことで対応できることもあります。

取替工事の必要があるかを確かめるためにも、水栓蛇口の設置面からの高さ・壁からの張り出し具合を計測しておきましょう。

洗濯機置場のスペースの広さを確認

防水パンの上に設置できる時点で、洗濯機置き場にはある程度のスペースがあるはずですが、ワンルームや1Kでは防水パンが置ける程度の狭い幅しか洗濯機を置けるスペースが無いことがあります。

つまり、防水パンの大きさ≒洗濯機置場の大きさになっている場合があります。

何が問題なのかというと、普通であれば洗濯機の左右に取り付ける排水ホースが接続できない可能性があります。

寸法図にも排水ホースが接続された状態での横幅が記載されていますが、もし洗濯機置場そのものの幅が狭いと、本体を置くことができても排水ホースを接続できないため運転することができません。

その場合、ドラム式洗濯機が「真下排水」に対応しているかを確認しましょう。

真下排水は本体の底面に排水ホースを接続するため、洗濯機の左右が壁でぴったりという場合でも排水を含めた運転をすることが可能になります。

真下排水をする場合はかさ上げ台(リンク)や製品によって対応している専用の排水ホースが必要になりますので、仕様を予め見ておくことをおすすめします。

洗濯機のドアが開くのか確認

最後に、ドラム式洗濯機を置けたとしてもドアが開ける余裕があるのか確認しましょう。

ドラム式洗濯機は手前に開くため、設置スペースの前にある程度の空間があることが必要になるからです。

ドラム式洗濯機の手前にある程度のスペースがないと、せっかく設置できてもドアが開けられないという見落としがちな落とし穴があります。

洗濯も乾燥も使えるのに、洗濯物を入れることができない、なんてことにならないようにドラム式洗濯機を置くスペースの奥行は確保できるようにしてください。

実際の確認方法について解説

ここまで説明した6つのポイントは次の通りでした。

  • ドラム式洗濯機のサイズ
  • 洗濯機を設置するまでの搬入経路
  • 防水パンの大きさ
  • 蛇口水栓の場所
  • 洗濯機置場そのもののスペース
  • ドアを開けたときの奥行

では、この6つのポイントをどのようにして確認したら本当にドラム式洗濯機が置けるのでしょうか?

実際にドラム式洗濯機を設置している自分の場合を例にして、この点を確認してみます。

シャープ型番のサイズを確認する

まず実際のドラム式洗濯機のサイズを確認してみます。

今回はすでに自分が使っている製品があるので、それを例とします。

自分が使っているドラム式洗濯機はシャープのES-S7Fです。

SHARP シャープ ES-S7F 本体製品 画像
(出典:シャープ

メーカーの商品ページでこの商品の寸法図を確認してみましょう。

ES-S7F 寸法図

主な寸法は以下のとおりです。

  • 幅(本体のみ) 約60cm
  • 高さ 98cm
  • 奥行 60cm
  • 防水パン対応サイズ(内寸の奥行)54cm以上

これをもとに他のポイントをチェックしてみます。

実際の搬入経路を計測してみる

次に自宅まで運ぶことができるのか搬入経路を確認します。

注意したいのは、実際に運んだときに支障になりそうなものも考えておくことです。

たとえば、手すりがある階段の場合であれば、壁と壁の間ではなく壁と手すりの間までしか幅は取れないはずですので注意しましょう。

ドラム式洗濯機を搬入するために気をつける場所 階段の手すりで幅が狭くなっている場所に当たらないか注意する

また、ドアは開けた幅からドアノブの幅を除いて考えておきます。

ドアの入り口の幅だけを測っていると、実際に運んだときにこういったドアノブや郵便ポストなんかに突っかかってしまうということがあります。

そういったことがないように、実際に自分で幅60cmのものを運んでも入れるのかというのを考えながら経路の確認をしたほうが良いかもしれませんね。

ドラム式洗濯機を搬入する際に気をつける場所として、ドアノブで玄関ドアの幅が狭くなっているところに注意する

自分の場合はいずれも本体幅の60cmよりも搬入経路が広く、極端に経路を狭めるような支障になりそうなものもなかったので、この部分は問題有りませんでした。

防水パンの大きさを計測

搬入は大丈夫そうだったので、次に設置場所である防水パンのサイズを計測します。

自宅の防水パンは正方形型で、外寸は約64cm、内寸は約60cmでした。

防水パンの内寸の測り方

ワンルームや1Kのマンションだと、この60×60というサイズの防水パンが置いてあることが多いと思います。

仕様では防水パンの対応サイズが内寸の奥行54cm以上となっているため、このまま置いて問題なさそうです。

水栓蛇口の確認と取り替えるケース

次に水栓蛇口の確認に入りますが、自分の場合はこの水栓蛇口で問題が発生しました。

防水パンのサイズは対応しているのですが、水栓蛇口のせいで防水パンの上に置くことができないのです。

どういうことかというと、蛇口が低いところにつけられているため、防水パンにドラム式洗濯機を置こうとするとドラム式洗濯機に必ずあたってしまうのです。

狭い防水パンでドラム式洗濯機を置くときに注意する壁からの水栓蛇口の長さの測り方

この蛇口は防水パンの真上に設置されており、だいたい15cmくらい壁から突き出ています。

そして、何が問題なのかというと防水パンから蛇口までの高さが約100cmしかないのです。

防水パンの真上にある水栓蛇口の高さを測る

ES-S7Fの高さが98cmなのでぎりぎり入りそうにも見えますが、約80kgあるES-S7F設置する際にこの蛇口の下側しか通れないことを考えると、かなり難しいと言わざるを得ません。

そのため、自分の場合はドラム式洗濯機にも対応できるいわゆる「壁ピタ水栓」というものを購入して蛇口を取り替えました。

ワンルームの狭いスペースにドラム式洗濯機を置くために、壁ピタ水栓に取り替えた後

これによって洗濯機が水栓に当たるかどうかを気にすることなく防水パンに設置することが可能になりました。

なお水栓の取替を行う場合、賃貸物件は蛇口の取替工事を勝手に行うと大家や管理会社とトラブルになり賠償請求されることもあるため、もし行う場合は管理会社に許可をもらいましょう。

また大抵の場合は退去時にもとの蛇口に戻す原状回復が必要になりますので、原状回復する必要があるかも確認しておいて、もし必要なら取り外した蛇口は必ず保管しておきましょう。

洗濯機置場のスペースの狭いため真下排水で対応

さらに今回の場合は、洗濯機置場が防水パンの幅とほぼ変わらないため、洗濯機の本体幅が約60cmなのに対して、左右の壁の幅が64cm程度しかありません。

ES-S7Fの排水ホースを含めた横幅も64cmです。

そして実際に搬入した後に判明しましたが、この状態だと排水ホースを接続することができませんでした。

狭いスペースの防水パンにドラム式洗濯機を置いた後の壁との隙間4センチ

洗濯機をもう少し逆側へ寄せればもしかすると排水ホースを接続できるのかもしれませんが、あまりに壁に近づけると運転しているときに壁にあたってしまい騒音の原因となります。

そのため、かさ上げ台を使って真下排水にすることで対応しました。

狭い防水パンにドラム式洗濯機を置くためにかさ上げ台を置いている

これであれば洗濯機と壁との間のスペースを確保しつつ、洗濯機を運転させることができます。

かなりギリギリの寸法でも設置自体はなんとかなりますが、運転することや接続する付属物のことなどを考えると、寸法にはある程度の余裕を持っておいたほうがいいと思います。

ドアが開くだけの余裕があるか奥行きを確認

水栓蛇口を取り替えてドラム式洗濯機が置けるようになったことで、最後にドアを開けられるかも確認しておきます。

ドアを開けたときどのくらいの奥行が必要なのかについても寸法図を確認すればわかります。

ドアを開けたときの奥行は97.3cmですので、廊下にそれだけの幅があれば全開にすることができます。

自宅の廊下は洗濯機からおよそ140cmほどの奥行が取れましたので、ドアをいっぱいに開いてもだいぶ余裕があります。

これで5つすべてのポイントの確認ができました。

  • ドラム式洗濯機のサイズ
  • 洗濯機を設置するまでの搬入経路
  • 防水パンの大きさ
  • 蛇口水栓の場所
  • ドアを開けたときの奥行

ここまでの5つのポイントを確認することができれば、ドラム式洗濯機を買っても置けないということにはならないはずです。

ドラム式洗濯機を置ければ面倒な洗濯から解放される

今回の記事では、ドラム式洗濯機を設置するために確認すべき6つのポイントをご説明してきました。

改めて、ドラム式洗濯機を設置するために確認しておくべきポイントはこの6つです。

  • ドラム式洗濯機のサイズ
  • 洗濯機を設置するまでの搬入経路
  • 防水パンの大きさ
  • 蛇口水栓の場所
  • 洗濯機置場そのもののスペース
  • ドアを開けたときの奥行

場合によっては工事をすることによって対応できるものもありますが、賃貸物件ではできるだけ手を加えたくないですよね。

なので、前もってこの6点をしっかりと確認しておきましょう。

自分はドラム式洗濯機を導入して、洗濯という作業が大きく変わりました。

  • 全自動で乾燥までやってくれるので、干したり取り込んだりする必要が無い
  • 天気に左右されないのでいつ選択するか考えなくていい
  • ベランダで干すのが気になるような場所でも気にしなくて良い

洗濯物を干したり取り込んだりする時間がなくなるので、その時間を別のことに当てることもできます。

もちろん、乾燥フィルターなどドラム式洗濯機でも手入れをしないといけない部分もあります。

しかし毎週数回やらなければいけない洗濯乾燥の手間・時間をすべてなくすことができるのは非常に効率的です。

なにより、「日常でやらなくちゃいけないことが一つ減る」というのは劇的に生活が楽になります。

みなさんも6つのポイントを確認して、面倒な洗濯から開放された生活を送ってみませんか?

以上です! なもりんでした。

▽ 参考記事

ドラム式洗濯機を1Kや1Rの狭いスペースに置くには、壁ピタ水栓が欠かせません。

最安で工事ができるくらしのマーケットでの手順について「壁ピタ水栓工事はくらしのマーケットの料金が最安でおすすめ【賃貸も】」で解説しています。

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