ドラム式洗濯機 PR

ドラム式洗濯機を手放したい3つの理由 コスト・機能・生活の変化

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2年半ほど前に引っ越しをしたのをきっかけに、ドラム式洗濯機を購入しました。

仕事で忙しくても乾燥までワンボタンで済ませてくれるのはとても画期的で、自分にとっては買ってよかったと思える家電でした。

SHARP シャープ ES-S7F 本体 画像 自宅 設置

しかし現在はほとんど乾燥機能を使わなくなってしまって、ふとドラム式洗濯機って本当に必要なのだろうかと考えてみました。

単身世帯向けだと縦型洗濯機と比べてドラム式洗濯機は4~5万円ほど高い価格で売られていますが、果たしてそこまでのお金を出す価値があるのか。

結論から言うと、今はドラム式洗濯機は自分にとって不要な存在になっています。

その理由は維持するコスト・乾燥機能に対する不満足な点・ライフスタイルの変化という3つの理由です。

思っていたよりコストがかかる水栓工事費

ドラム式洗濯機が要らないを気づいた一番大きな理由が、ドラム式洗濯機を維持するコストは高いということです。

維持費というと水道光熱費や修理代というのがよく言われることですが、
それよりも特に一人暮らしの場合大きなコストになるのが水栓の取替工事費です。

水栓の取替・取付はドラム式洗濯機の大きなコスト

ドラム式洗濯機は縦型に比べて高さがあるため、水栓(蛇口)の位置が低いと干渉してしまって洗濯機を置くことができません。

とくに一人暮らし世帯のメインであるワンルームや1Kでは、築浅物件を除いてドラム式洗濯機をおける高さに水栓が取り付けられていることは多くありません

そこでドラム式洗濯機に対応している水栓を購入して取り替える必要がありますが、その工事費は本体代以上の負担になりかねません。。

壁ピタ水栓 取替後
自宅では通常の蛇口からドラム式洗濯機に対応した「壁ピタ水栓」に取り替えています。

自分自身今住んでいる物件の水栓はドラム式洗濯機に対応していなかったため、原状回復を条件として取替の許可をもらって工事をしました。

水栓取替工事は、業者に頼むと安くても8,000~9,000円程度、業者によっては12,000円~13,000円くらいとなる場合もあります。
(工事費だけの場合です。部品代がプラスでかかります。)

水栓工事についてはこの記事で解説しています。

壁ピタ 水栓 アイキャッチ
壁ピタ水栓工事はくらしのマーケットの料金が最安でおすすめ【賃貸も】こんにちは、なもりんです。 今回はいわゆる「壁ピタ水栓」で安価に工事ができる方法として、くらしのマーケット を利用する方法をお伝えしま...

しかも自分のように原状回復が前提となっている場合は取り付けと取り外しで2度お願いしなければいけないので2倍の費用がかかります。

もちろん水栓を購入する費用も自分の負担です。

結果的に取り付け・取り外し代+水栓の購入費用(7,000円くらい)で25,000円が追加でかかります

ただでさえ縦型洗濯機に比べて本体代が高いにも関わらず、この費用がプラスされてきます。

引っ越しをするたびにこの費用が追加でかかってくるのは、ドラム式洗濯機を使い続ける上での大きな負担となってきます。

引越し料金もドラム式洗濯機は高くなる

さらにいうとドラム式洗濯機を引越し業者に運んでもらう際も縦型洗濯機に比べて料金は高くなります

理由としてはドラム式洗濯機のほうが重量が重かったり、設置・取付が難しいからだと考えられます。

例えば縦型洗濯機のSHARPのES-TX8Gは洗濯容量が8kg/乾燥容量が4.5kgで重さは約44kgですが、同じくSHARPのES-S7Hは洗濯容量が7kg/乾燥容量が3.5kgで重さは約76kgで30kgほどの差があります。

これだけの重さの差があるため運ぶのも難しく、また幅も取る構造のため設置も大変なので料金に差が生じているのでしょう。

そのため縦型洗濯機と比べるとドラム式洗濯機を引っ越しする場合では、6,000~10,000円ほど高くなるようです。

実際に自分が引っ越しする際も、取付の対応ができないと言われたため別の業者を呼ぶこととなり追加の料金を取られました

ドラム式洗濯機を導入するときは本体代だけでなくこれらの費用も考えた上で、それでもドラム式洗濯機を使う必要があるのか? ということをよくよく考えておきたいですね。

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乾燥機能に期待しすぎない

次にドラム式洗濯機最大の特徴である乾燥機能ですが、過度な期待をしすぎないほうがいいです。

ドラム式洗濯機は洗濯から乾燥までを全自動で行います。

そのため洗濯機に衣類を放り込んだら干す手間もなく、時間が節約できることが大きなメリットだと言われています。

自分も全自動化による家事の省力化・省時間化に惹かれてドラム式洗濯機を導入しました。

しかし実際使ってみるとそれほど効率化されたとはあまり感じられませんでした

特に乾燥については、意外にも身の回りに乾燥不可の表記がされている衣類が多いということに買ってから気づきました。

暑い時期にはいつも着ている、ユニクロのエアリズムコットンオーバーサイズTシャツも単ブル乾燥は禁止です。

綿素材なんかは特にシワになりやすいですし、それ以外の化学繊維を使っているような服でもシワが目立つような仕上がりになってしまうことがあります。

結局乾燥をかけられないものについては、洗濯が終わったらそれだけ別で洗濯機から出して外干しするということをしていました。

乾燥してシワが付いてしまったものは衣類スチーマーを使って伸ばしていましたが、であれば最初から外干ししたほうがいいのでは? と疑問に思ってしまいます。

もちろん乾燥機能がついているのは便利とても便利です。

どうしても干すのは嫌だとか、何らかの事情で外干しができなくて部屋干しも難しいという場合には重宝するかもしれません。

またシワなどをあまり気にしなかったり、禁止の表示があっても自己責任で乾燥にかける分には問題ないですから、それよりも干したり取り込んだりすることのほうが手間だと感じるのであれば導入する価値は十分あると思います。

しかし乾燥機付きのドラム式洗濯機だからといって、外干しと同じような仕上がりで完璧に乾燥までワンタッチでできるわけではないと考えておいたほうがいいです。

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ライフスタイルの変化

最後は個人的な事情になるのですが、今回ドラム式洗濯機を手放そうと最初に思い至った理由はライフスタイルが変化したことです。

ドラム式洗濯機を買った当時は仕事が忙しく、とにかく時間に追われていました。

残業があることがほとんどでしたし、平日に洗濯物を干すことなんて絶対にできません。

それでも平日には仕事用のYシャツを毎日着ていく必要はありますし、休日は仕事で疲れているのでなるべく家事で消耗することは減らしたかったです。

ドラム式洗濯機であればちょっとした洗濯物なら、平日でも洗濯から乾燥までを仕事に行っている間にやってもらえるので便利です。

休日も乾燥を併用すれば、干すことの手間を少しは減らすことができました。

ただ今はそもそも仕事で忙しくなる生活で消耗してしまい、適応障害になったことを理由に休職・退職して派遣社員となっています。

派遣社員となって残業がほとんどないですし、テレワークをする機会も多いので時間的余裕を確保できています。

なんならテレワークの日には本来なら通勤時間になっている朝の時間を利用して洗濯・外干しして、テレワークが終わったら取り込むということも十分可能です。

そのため、わざわざ乾燥まで使って時間を短縮しなくてもいいと感じています。

むしろ時間ができて洗濯物をゆっくり干すようになると、自分は意外にも洗濯物を干すことが嫌いではなかったんだなとも感じられるようになりました。

朝洗濯物を干すときは太陽の光を浴びられて気持ちが良いですし、取り込むときもしっかりとシワなく乾いたことを確認できるとちょっとだけ嬉しいです。

そんなことが感じられるのであれば干したり取り込んだりする10分程度の時間も無駄ではないと感じられます。

ドラム式洗濯機で生まれた時間を仕事やお金を稼ぐことに使うという発想もいいと思いますが、時間というのは必ずしもお金のためだけにあるのではないとも考えさせられます。

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使ってわかった要らない理由

コスト面・乾燥機能を使ってみての満足度・ライフスタイルの変化によって、2年半前に買った当時よりもドラム式洗濯機の評価はイマイチになってしまいました。

当然ドラム式洗濯機だからこその事情であるコスト面におけるデメリットというのも影響していますが、

使う側である自分が過剰な期待を持ちすぎたことや生活そのものが変化したことで手放そうかなという気持ちになったことも大きいです。

洗濯機そのものが非常に高い値段がする家電でありながら、ドラム式洗濯機は通常の縦型洗濯機に比べて更に高額な製品です。

「今欲しいから買う」とか「みんなが持っているから買う」とかではなく、今の自分にとって必要なのか・将来的なメリットまで考えてから買うのが賢い方法と言えるでしょう。

今回自分が考えたような3つの理由も、考えるきっかけや考え方の参考になればと思います。

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