- ペーパーライクフィルムで音ゲーはプレイできる?
- ペーパーライクフィルムでプレイするメリットってある?
- 音ゲーにおすすめのペーパーライクフィルムを教えて!
そんなお悩みを解決します。
- ペーパーライクフィルムでプレイするメリット・デメリット
- ペーパーライクフィルムで音ゲーをプレイした印象
- おすすめの音ゲー向けタブレット用フィルム
スマホ・タブレットの保護フィルムは、指の滑りやタッチ感度を左右します。
アプリ音ゲーをしたい人にとって、いずれも超重要ですよね。
なかでも紙のような質感を持つペーパーライクフィルムでも音ゲーができるのか、気になるのではないでしょうか。
今回はペーパーライクフィルムを貼っても音ゲーがプレイできるのか、音ゲーをするときのメリットやデメリットについて解説します。
- 音ゲープレイ歴は20年以上。実力は中級者レベル。
- Arcaea・Phigros・KALPAなどをプレイ中。
- 使用タブレットはiPad mini5→iPad9。
この記事を読めば、ペーパーライクフィルムが音ゲー向きなのか、自分のプレイしたい音ゲーに向いているのかが分かりますよ。
ペーパーライクフィルムで音ゲーはプレイできる
結論としてはペーパーライクフィルムを貼っても、音ゲーは十分プレイ可能です。
画面が滑りやすくなってフリック・スライドもやりやすいし、引っ掛かりも少なくなります。
また手汗をかいたときに引っかかることが少なくなるので、手汗に悩むプレイヤーにはおすすめです。
一方でフィルムの凹凸加工が粗く表面がザラザラしているので、指の痛みを感じてしまうケースもあります。
ペーパーライクフィルムの特徴
ペーパーライクフィルムは紙のような質感をもち、ペンで書いたときに滑りにくくなる特徴があります。
表面は細かくデコボコ状に粒立っていて、他のフィルムよりもザラザラの感触です。
ペーパーライク加工のされていないフィルムと比べると、表面の違いがわかるかと思います。
そのためタブレットでイラストを書いたり、メモ・ノートを取る人に人気なのがペーパーライクフィルムです。
他のフィルムとの違い
わかりにくいのが、ペーパーライクフィルムと他の保護フィルムとの違い。
ペーパーライクフィルムと呼ばれる製品をみてみると、次のような特徴を持ったものがほとんどです。
- ザラザラの表面
- 素材は薄くて柔らかいPETがほとんど
- アンチグレアタイプが多い
保護フィルムは大きく分けて「PET(プラスチック)」と「ガラス」の2種類の素材に分かれています。
ペーパーライクフィルムの場合は、表面にざらざらした加工をすることからほぼPET製です。
ガラスフィルムよりも薄くて安い点はメリットですが、画面保護の強度としては劣ります。
ペーパーライクフィルムはアンチグレア機能も持つことが多い
またアンチグレア・ブルーライトカットなどの機能が、素材とは関係なく複数ついていることもあります。
よくペーパーライクとアンチグレアは比較や違いが語られることも多いですが、これらを併せ持っている場合もあります。
例えば「エレコムのペーパーテクスチャフィルム(TB-A22RFLAPLL)」の場合。
PET素材のフィルムに次のような機能が付属しています。
- ペーパーライク
- アンチグレア
- 指紋防止
- 気泡防止
- ハードコート
特にペーパーライクフィルムとして売られている保護フィルムは、たいていアンチグレア機能もついています。
なのでペーパーライクフィルムとアンチグレアとの違いについては、特に考えなくていいでしょう。
音ゲーをプレイして感じたメリット・デメリット
ペーパーライクフィルムを貼ったタブレットでプレイすると、指滑りがよく感じられます。
画面上の滑りが良くなる一方で、デメリットもいくつか有りました。
それぞれ詳しく解説します。
手汗をかいてもサラサラなまま
ペーパーライクフィルムをつかう最大のメリットだと感じるのが、手汗をかいてもサラサラで滑りやすいこと。
長時間プレイしても汗で指が引っかからないまま、ずっとプレイし続けることができました。
ペーパーライク加工されていないフィルムだと、やり始めがサラサラでも熱中していると滑りにくくなるときがあります。
実際アンチグレアタイプを使っていると、手汗で引っかかる時がありました。
激しく手指を動かすので手汗は避けられないのですが、それでも全くやりづらさを感じないのはびっくりしましたね。
もともとのサラサラ感を損なわず、数時間連続プレイしても全く支障がありません。
ペーパーライクフィルムが手汗をかいても滑りやすい理由は?
ペーパーライクフィルムだと、汗がフィルムの凸凹の隙間に逃げるからではないでしょうか。
アンチグレアフィルムも、ペーパーライクフィルム同様サラサラして指は滑りやすいです。
しかしペーパーライクフィルムのほうが凸凹は大きく荒いので、手汗をかいたときに密着しにくくなるのではと考えています。
フィルム表面の指の滑りがよくなる
そもそもフィルム自体の指の滑りが良いので、タブレットやスマホで音ゲーをやるときにぴったりです。
ペーパーライクフィルムは表面に凹凸のある加工がされているので、まっ平らな表面よりも指が滑りやすいです。
まっ平らな方が抵抗がなくて滑りやすいのでは? と思うかもしれませんが実際は逆。
凸凹が大きいほうが指が触れる面積が小さく、抵抗も少なくなるのです。
指を窓ガラスに滑らせるとわかりやすいですが、ツルツルの表面のほうが引っかかりが生まれます。
すりガラスのように凹凸のある加工がされている方が、スムーズに指を移動させることができるんです。
スライドやフリックといった動作がやりやすくなるので、プレイ精度の向上に役立ちますよ。
タッチの反応を邪魔しない
スライドやフリックの滑りだけでなく、普通のタッチの反応を邪魔しないのもいいところ。
比較的薄いPET(プラスチック)素材でできていることが多いので、タッチ感度の低下を避けられます。
PET素材でもしっかりした品質のフィルムを選べば、多少強く叩いたところで本体に傷が入るようなことはありませんよ。
画質はやや落ちる
ペーパーライクフィルムのような表面に加工をするフィルムは、何も貼ってないときよりも画質が低くなってしまいます。
ペーパーライクフィルムと画質の綺麗さを両立するのは難しいので、着脱式のフィルムをつかうのが解決策になります。
ゲーム時はペーパーライクフィルム、動画などを見るときは外したり別のフィルムと切り替えればきれいな画面を楽しめるでしょう。
表面の凸凹で指が痛くなる
表面に大きな凹凸がある分、スライドやフリックをするときに指にあたって痛くなることがあります。
30分くらいのプレイなら問題ないのですが、1~2時間など長時間プレイしているとかゆみに似た痛みが出てきますね。
耐えられないほどではないのですが、ザラザラの表面を触り続けているのでどうしても違和感にはなります。
解決法としてはゲーム用の指サックを使用すれば、指先を保護しながらプレイができますね。
ノーツをなぞりつづける動きはしんどい
特に『Arcaea』をプレイしていて気づいたのが、自由に動くノーツを上下左右になぞる動きに向いていないこと。
アークノートと呼ばれるノーツとペーパーライクフィルムの相性が最悪で、めちゃくちゃ指が痛くなります。
Arcaeaにあるアークノートというノーツは、画面上で縦横無尽に動き回るラインをホールドします。
曲によっては10~30秒以上も長い間、画面を動き回るアークをなぞり続けないといけません。
他の音ゲーだと左右のスライドくらいですが、アークノートは円を書く、斜めの動き、カクカクした動きもあります。
凸凹が不規則に当たり続けて、指紋に引っかかり続けるような感じになるのです。
Arcaeaほど指をなぞり続けるノーツは他の音ゲーでは見たことないですが、Arcaea勢の方は避けても良いかも。
ペーパーライクフィルムでスコアは上がる?
率直にいってしまうと、ペーパーライクフィルムにしたからといってものすごく音ゲーがうまくなるわけではありません。
ただし今グレアタイプのフィルムを使っている人は、ペーパーライクかアンチグレアに乗り換えるのをオススメします。
グレアタイプは明らかに指の滑りが悪いので、乗り換えれば上達が早まります。
アンチグレアタイプ、グレアタイプ、ペーパーライクフィルムと表面に違いのあるフィルムを私はそれぞれ使った経験があります。
ぶっちゃけアンチグレアタイプとペーパーライクフィルムを比べると、ほとんど使い心地は変わりません。
フリックやスライドのやりやすさについては、どちらが良いということもありません。
そもそもペーパーライクフィルムは、アンチグレアの性質も併せ持っていることがほとんどです。
長時間使ったときにペーパーライクフィルムのほうが滑りやすいメリットは有りつつ、指が痛くなるデメリットもあります。
手汗などで滑りにくくなる方には向いていますが、スコアだけを求めるのであればどちらでも変わらないと思います。
iPadで音ゲーをプレイするのにおすすめのフィルム
音ゲーをプレイしたいならペーパーライクフィルムは、次のように選ぶべきです。
- 上質紙タイプよりもケント紙タイプ
- 使い分けたいなら着脱式フィルム
ペーパーライクフィルムには大きくケント紙タイプと上質紙タイプがありますが、音ゲーをするならケント紙タイプを選びます。
ケント紙:平らで引っかかりのない、サラッとした紙
上質紙:コピー用紙やレシートのようにちょっとザラッとした紙
表面の滑りがよく、適度な引っ掛かりを感じられるケント紙タイプのほうが音ゲーには向いているでしょう。
またペーパーライクフィルムを音ゲープレイにだけ使いたいなら、着脱式タイプのフィルムを選びます。
磁石や何度も貼り直せる素材で接着させるので、繰り返しタブレットにつけ外しができます。
続いておすすめのフィルムも併せて紹介します。
エレコムのペーパーテクスチャ保護フィルム(ケント紙タイプ)
エレコムのフィルムはフリックやスライド操作もしやすく、実際音ゲープレイにめちゃくちゃ使えています。
エレコムのペーパーライクフィルムは私もiPad9に貼り、実際に音ゲーでもプレイしています。
滑りすぎず、かといって引っかかることもないので、安定して音ゲーをプレイできます。
長時間プレイで手汗をかいても他のフィルムのような抵抗感がなく、サラサラとした触り心地のままです。
機能的には問題ないのですが貼り方が難しく、ずれたりホコリが入ったりと結構苦戦しました。
付属のものだけでなく、追加のテープで固定したりと工夫が必要そうです。
貼り付けさえしてしまえば、音ゲー向きのフィルムとしておすすめです。
着脱式・エレコムのペーパーテクスチャ保護フィルム(ケント紙タイプ)
上で紹介したペーパーライクフィルムの着脱式タイプで、使わないときには外したり、別のフィルムに張り替えられます。
付け替えすることによって、ペーパーライクフィルムの弱点である画質が落ちる点をカバーできます。
ただしつけ外しするたびに粘着力は少しずつ落ちてきますし、毎回貼り直すのも面倒になってきます。
通常の貼り付けるタイプに比べると消耗も早いので、画質を最優先する方向けです。
匠彩のペーパーライクフィルム
匠彩のペーパーライクフィルムは、コスパを重視したい方におすすめです。
他のフィルムと同じか安いくらいの値段で、2枚入りになっているため摩耗しても心配いりません。
厚さも極薄の0.125マイクロメートルなので、タッチ感度の減少を最低限まで抑えられますよ。
クロスフォレストのアンチグレアガラスフィルム
ペーパーライクフィルムではありませんが、同じくらいおすすめなのがクロスフォレストのガラスフィルム。
以前iPad mini5で使っていたフィルムで、アンチグレアタイプらしくサラサラと滑るような手触りが特徴です。
ガラスフィルムなので気泡も入りづらく、画面保護の強度もバッチリですよ。
音ゲーマー向けのペーパーライクフィルムまとめ
今回はペーパーライクフィルムが音ゲーにおすすめできるのか、実際にプレイする音ゲーマー視点で解説しました。
- ペーパーライクフィルムでも音ゲーはできる
- 滑りやすくなったり、手汗が気にならなくなる
- ただし画質の悪化や指の痛みを感じることも
- 着脱式フィルムや指サックを使うのもアリ
画面の指滑りがよくなり、手汗をかいても引っかかりづらくなる点が、音ゲーでペーパーライクフィルムを使うメリット。
タブレットやスマホで音ゲーをプレイするのに、素早く指を動かせるかはスコアに関わってきます。
使っているフィルムの滑りが悪い、手汗で引っかかりがちという方は、ペーパーライクフィルムを使ってみてはいかがでしょうか。