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マンション購入するなら買う目的が明確でないと失敗・後悔する【体験談】

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今回はマンションを購入するときに後悔や失敗をしないためには、明確な目的を持つ必要性があることについて解説します。

人生で一番の失敗がなにかと聞かれれば、自分はマンションを購入したことと答えます。

なぜならマンションを購入して、たったの6ヶ月でそのマンションを売り払ったからです。

この記事はマイホームを買おうとしている人にも参考になると思いますが、こんな人にも読んでいただきたいです。

以前の自分
  • マイホームやマンション購入なんて考えていない
  • だけどいずれはみんな家を持つと思っている
  • きれいで大きい部屋で暮らしたいとなんとなく考えている
  • 家は借りるくらいならいっそ買ったほうが安い気がする
  • 大きな金額の買い物になるほど、勢いで買ってしまう

なぜなら自分自身がそう考えていたからで、にも関わらず大失敗をしてしまったからです。

投資ならともかく居住用として買っておいて、半年でマイホームを売却するような失敗をするような人は自分の他にあまりいないことでしょう。

だからこそなぜこのような失敗をして、マンションを買ったことを後悔したのか、その理由と原因を実体験から解説します。

入居からわずか6ヶ月でマンションを売却

当時の年収の6~7倍もするようなマンションを購入したのは、2021年の11月でした。

しかし住み続けたのは2022年の4月までで、わずか6ヶ月間だけでマンションを売却し退去しました。

さらにいえば売却が決まったのは同2022年の2月頃。

つまり住み始めてから4ヶ月目には売り渡すことが決まっていて、その後の居住期間は引越しや新居を探す時間に充てていました。

あまりにも住む期間が短かったので、売買やローンを組むのにかかった手数料の元をとるほどの得をすることもありません。

買ったときよりも売却時の価格のほうが高かったにも関わらず、マンションの売買に伴って失ったお金はトータルで200万円ほどでした。

重大な決断を安易にしたことや大きな金銭的損失など、自分の人生における大失敗の一つです。

その後現在まではワンルームの賃貸物件に暮らしており、今後もしばらくはマイホームを購入するという予定は全くありません。

ではなぜ買ってから半年でマンションを売るようなことになってしまったのでしょうか。

原因は、家を買う目的を明確にしていなかったからです。

失敗の原因は、家を買う目的が明確ではなかったから

家を買うことは手段のひとつにしか過ぎません。

以前は「家を持ってこそ一人前」と言われ、家を買うこと自体が人生における目的になる時代もありました。

ですがそれは一つの企業に勤めて、家庭を持ち、定年まで働くというライフスタイルがもたらした古い固定観念でしかありません。

生き方は自分で考えて選ばなければ時代になりましたし、かつてのライフスタイルのように生きたいとしても、できるかどうかすら分からない時代です。

今や家を持つことは人生の目的ではなく、多様なライフスタイルを実現するための手段の一つでしかないのです。

だからこそ家を買うという手段を選ぶ前に、なんのために家が欲しいのか、どういう生活や生き方がしたいのか、目的を考えなければ正しい手段を選ぶことはできません。

あやふやな目的のままマンションを購入すれば失敗する

目的がないまま家を買うと、必ず自分のように失敗します。

なぜ当時自分がマンションを買ったのか、今振り返ってみてもしっかりとした目的があったとはいえません。

もちろんなんの理由もなしに購入に至ったわけではありません。

しかし先に明確な目的があったから家を買ったのではなくて、家を見てからそれを買う理由が出てきていました。

マンション購入までにしっかりした目的をもっていなかった

当初はマンション購入に興味を持ったのは、免許を取ったことをきっかけにバイクを買いたいと考え、そのためのバイク置き場を探し始めたことがきっかけでした。

しかし住んでいた家の近くに置き場があまりなく、あったとしても月の料金が高かったため迷っていたとき、選択肢として出てきたのがバイク置き場のあるマンションに住むこと。

試しに内見してみるだけと考えていたのですが、きれいで大きな部屋を実際に見てみると、色々な考えが思い浮かんできました。

確かに事実ではあるのですが、当初考えていた目的からズレたり違う理由がでてきて、果たしてなんのために(目的)なにをしようとしているのか(手段)があいまいになってしまいました。

ですが内見したときに湧いてきた漠然とした感情に流されてしまい、結局購入まで至ってしまいました。

最初はバイク置き場がほしいという目的をもっていたのに、一度家を見てしまったらそれが揺らいでいるのが分かります。

これではしっかりとした目的をもっていたとはいえませんし、いっときの感情に流されてもった目的では失敗するのも目に見えています。

目的を考えなかった4つの原因

人生にとって大きな買い物にも関わらず、なぜ目的を考えもしなかったのか。

考えられる原因は4つあります。

生き方の軸がない

昔からなんとなく生きてきて、なにを目指し、なにをするのか、主体的に決めたことのない周りに流される人間性でした。

マンション購入の失敗も、この流される人間性による部分が大きいでしょう。

自分で考えず、ただ周囲の常識に従ったりして物事を決めてきたケースが多かったです。

周囲に流されがちな人が考えること
  • いい大学に行けばいい会社に入れる
  • 周りが良さそうというからその会社を志望する
  • 会社には定年までずっと勤める
  • いつかはマイホームを持って暮らす

こういった「常識」に流されて生きてきたがために、家を買う目的を考えることなく、家はいずれ買うものだと目的を考えることを最初から放棄していました。

しかし世間一般の判断は必ずしも自分にとってベストの選択ではありません。

自分にとって最も良い選択をするには、なによりも自分自身がどう生きるのかを決めなければ判断できないのです。

反対意見を持つ人に相談しなかった

生来の人見知りで知人友人が少ないこともあり、マンションを購入するにあたって相談した人は不動産会社の営業マンを除けば両親くらいでした。

その両親も古い常識を備えた人間なので、マイホームを持つことを特に疑問に思っていません。

また職場を含めた周囲の人に相談しなかったのは、家を買うということ自体を知られることが嫌だったというのもあります。

そのため自分の周りには家を買うことを止める人はいませんでした。

歯止めの聞かない状況の中で、自分だけは冷静になって逆の立場で考える必要があると気づいたのは、マンションを売ってからのことです。

「あればあるほど思考」

自覚はありませんでしたが、モノがあればあるほど豊かで満たされると考えていました。

以前はお金を稼げるようになって買えるモノが増えていくと、人として成長していると感じていました。

自分の家の中にモノが増えていくと、できることが増えていくのが楽しく、それが自分の満足感になっていました。

ですが自分が満たされるかどうかは、本来モノの多さや少なさとは関係ありません。

にも関わらずお金を使い、モノを増やしたり大きくしたりすることが自分の成長や進歩だと勘違いし、人間としてのあるべき姿なのではないかと誤解していたのです。

お金がなくても、モノがなくても、人は創意工夫によってできることを増やせます。

それもまた成長のひとつであるにも関わらず、ただお金を使うことを成長だと見誤っていました。

決断のための時間をとらなかった

マンションの購入を決めたのは入居2ヶ月前の9月のことですが、そもそも家を買うことに興味を持ったのは8月のことです。

つまり家を買おうかと考え始めてから、実際に購入するまではたったの1ヶ月で、あまりにも間隔が短すぎました。

一度時間をおいて検討すれば、感情に流されることなく必要性や買う目的を考え直すことができます。

良い物件やきれいな部屋を見れば、欲しいという感情になるのは当然です。

一度マンション購入で痛い目にあっている今でさえも、大きなベランダのある家や豪華なエントランスのあるマンションを見て憧れます。

欲しいと思ったモノを見た瞬間に生まれる感情はとても大きいので、そのまま購入するまで自分を動かして衝動買いをしてしまうかもしれません。

ところが数日経ったときそのマンションのことを覚えていることは稀で、それは感情が長続きすることがあまりないからです。

そのためなぜ買ってしまったんだろうという後悔をしてしまうのは、決してマンションに限らないことでしょう。

感情に流されず冷静な判断をするためには、時間をおいてもう一度考えるべきです。

人生の目的と合致した手段を選択する

立てるべき目的の大きさや重大さは、とる手段の大きさに比例します。

つまり家を購入するような大きな決断をするのであれば、それだけ大きな目的、人生の指針とも言うべき目的を立てておく必要があります。

家を買うのは非常に大きい金額が動き、ほとんどの人にとってはローンを組まなければならないでしょう。

また家は1日のなかで過ごす時間が長く、生活の中心や起点でもあり、一度買えば5年10年あるいはそれ以上と付き合っていく期間も長いです。

払うローンの金額が大きければ安易に転職することが難しかったり、一方で住環境の向上が自分の日々の原動力になりうるでしょう。

つまり家を買うことは自分の生活や生き方に与える影響が大きく、ときには自分の人生を拘束する要因の一つにもなり得ます。

したがってこれほど大きな手段を使うときに指針とするべき目的は、どんな人生を送りたいのか、どう生きていきたいのかという大きなものにする必要があります。

目的と合致すれば適した手段を選択できる

今の自分の生き方は、当時よりも確固たるものがあります。

小さくても静かに暮らし、やりたくないことをせずに暮らす生き方をしたい。

もっと具体的にいえば、仕事を少なくするためにセミリタイアをすることが目的です。

その目的に沿わない手段にはお金も時間も使いませんし、一方で目的のためになることだと判断すればそれに注力します。

だから今の自分には、マンションを購入するという手段は考慮するに値しません。

わざわざ買わずとも、賃貸物件で節約しながら暮らす方が目的により早く近づくことができると判断したからです。

今迷っているなら決断は先送りする

今回はマンション購入で後悔するようなことがないように、実際に大きな失敗をした自分の体験談から明確な目的を持つ必要性について解説しました。

しっかりした目的もなく、曖昧な目的のまま感情に流されると必ず失敗します。

マンション購入はとても大きな取引ですがあくまでも手段に過ぎず、その手段をとるならば人生の指針ともいえる大きなレベルでの目的を立てましょう。

しかしながらそのような大きな目的、人生の目的を考えるには長い月日が必要です。

そのためもし今購入を迷っている、考えている方が今すぐできておすすめなのは決断までの時間をとることです。

少なくとも2週間、できれば1ヶ月の時間をおくことをおすすめします。

感情に流された考えだったのか、それともずっと頭の中に残って理性的に考え続けるほど欲しい物なのか。

今後長く付き合っていくであろうマイホーム購入において、長続きしない感情に流されるのは失敗の原因になります。

マンション購入は人生を変える決断です。

良い影響も悪い影響も大きいため、失敗しないためにはしっかりとした目的を持ち、適切な手段かどうかも精査して決断してください。

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まずは一括査定で物件の相場を知りましょう。

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