- バレットジャーナルをロルバーンで始めたいけど、どのタイプを使ったら良いかわからない。
- ロルバーンを使ったバレットジャーナルの書き方を知りたい。
- バレットジャーナルを使うと、どんな良いことがある?
そんなお悩みを解決します。
- バレットジャーナルに使いやすいロルバーンのタイプを比較
- 実際のロルバーンを使ったバレットジャーナルのつけ方
- バレットジャーナルを2年弱書いてみて、実感した効果
バレットジャーナルのほかアイデアを整理するメモ帳としても、私は長年ロルバーンを使ってきました。
ロルバーンを使ったバレットジャーナルを生活に取り入れると、タスクの整理だけでなく自己理解にも役立ちます。
ロルバーンの選び方や、バレットジャーナルのつけ方に迷っている人はぜひ参考にしてください。
バレットジャーナルにおすすめのロルバーン
ひとことでロルバーンといっても、様々なタイプのメモ帳や手帳があります。
バレットジャーナルに使いたい方向けに、使いやすさとコスパの観点からおすすめのロルバーンを紹介します。
- ポケット付きメモ
- ロルバーンダイアリー
- ロルバーンフレキシブル
ポケット付きメモ
使いやすさ | |
コスパ |
ロルバーンブランドを代表するメモ帳で、バレットジャーナルを使いたいならポケット付きメモが最もおすすめです。
シンプルなメモ帳ゆえにカスタマイズ性が高く、自分好みのフォーマットを作るのにも役立ちます。
人気のLサイズでも1,000円以下で買えるので、高い品質ながらも価格は手頃。
バリエーションも豊富で、毎回違う表紙を買ったりとコレクション的な楽しみもあります。
ロルバーンダイアリー
使いやすさ | |
コスパ |
年間・月間のカレンダーがほしいのであれば、ロルバーンダイアリーがおすすめ。
毎月のマンスリーログやフューチャーログを作る手間が省けて、手書きで書くより予定も管理しやすいでしょう。
ただ1年分のカレンダーがついていますが、1年間使いつづけるには方眼メモのページ数が少なめです。
Lサイズだと165ページのメモが付いていますが、このボリュームだと1.5~2冊分は1年間に必要になってしまいます。
カレンダー部分をうまく使い切れず、持て余してしまいがちなのが少し残念です。
ロルバーンフレキシブル
使いやすさ | |
コスパ |
バレットジャーナルを使うときに気になるのが、月の変わり目に新しいメモ帳に切り替えるかどうか。
ロルバーンフレキシブルであれば自由にページを追加したり取り外せるので、月や年の継ぎ目なく使い続けられます。
またコレクションページが必要になっても途中で追加できたり、書き込んだページをファイルにまとめて整理できるのもメリットです。
一方でほかのタイプと比べるとリフィルが高価なせいで1ページあたりの単価が高く、いまいちコスパは良くありません。
ロルバーンがお気に入りのメモ帳で、ずっと使い続けたい人に向いているでしょう。
サイズは程よく大きいLサイズがおすすめ
ロルバーンは大きく分けて、サイズ違いで4種類あります。
- ミニサイズ
- Mサイズ
- Lサイズ
- A5サイズ
なかでもLサイズが一番使いやすく、適度に大きいのでおすすめです。
B6サイズとほぼ同じ横14.8cm、縦18.3cmのサイズで手のひらより一回り大きめ。
B6サイズは手帳でも最も売れているサイズで、コミックの単行本のサイズにも使われています。
リングノートのロルバーンであれば折りたたんで書けるので、片手で持ちながらでも使えるサイズ感でちょうどよいです。
持ち運びが多いならMサイズも
MサイズはLサイズよりも1周り以上コンパクトになり、手のひら大のサイズなので持ちやすいです。
ポケットにも入るサイズ感で持ち運びはしやすいので、頻繁に出し入れしたり荷物を減らしたいならMサイズでもいいでしょう。
一方で少しページが小さすぎて書き込みづらいので、私自身はMサイズからLサイズに変えた経験があります。
ページ数も書けるスペースもLサイズに比べて少ないので、買い替えが多くなるのもいまいちなポイントです。
バレットジャーナルにロルバーンを選ぶ理由
どんなメモ帳・ノート・手帳でも、バレットジャーナルはつくることができます。
にもかかわらず私がバレットジャーナルをつけるのに、あえてロルバーンを選ぶ理由は次の3つです。
- 高品質なのにコスパが良い
- アクセサリーが豊富
- リングノートタイプのメリット
高品質かつ安価
バレットジャーナル使用者の間で最も人気があるノートは、ロイヒトトゥルム1917というブランドです。
しかし1冊3,000円以上と気軽には手をだせず、公式仕様だと4,000円するのでバレットジャーナルを始めるには敷居が高く感じます。
一方でロルバーンのポケット付きメモは、Lサイズの通常版であれば1,000円以下で買うことができます。
もちろんただ安いだけではなく、実用的なクオリティを備えています。
- 厚手の裏表紙
- クリーム色のページ
- 140ページの容量
- デザインのバリエーション
ロルバーンで私が推したいのが、厚手で硬い裏表紙があるのでしっかり文字が書けること。
リングノートは手に持って書けるのがメリットですが、安いノートは表紙が薄くて折りたたむとノートが歪んでしまいます。
頑丈な裏表紙があるロルバーンは常にフラットな紙面になるので、きれいに書き込みができて使い方の幅が広がります。
またクリーム色の用紙は見慣れないかもしれませんが、真っ白な紙よりも目に優しいので長く書き続けても疲れづらいです。
ポケット付きメモLであれば140ページと容量もたっぷりあり、質だけでなく量も備えているのでコスパも良いです。
リングノートならではのメリット
ロイヒトトゥルムなどの手帳型と比べて、ロルバーンのようなリングノートを使うのには以下のようなメリットがあります。
- 折りたたんで書き込める
- ページがフラットに開く
- 開いたまま立てかけられる
折りたたんで使えるロルバーンは机に置いてもスペースの邪魔にならず、立ったままでも書き込みしやすいです。
先ほども説明したように裏表紙がかなり硬めなので、下敷き代わりになってきれいに文字が書けます。
また机に置いてもリングノートは180度フラットに開いたままになるので、ゆっくり考えながら書いても問題ありません。
さらにリングノートの場合ページを開いたまま置いたり、立てかけておけるのも手帳型にはないメリットです。
いちいちページを開かずとも、バレットジャーナルに書いたtodoを確認しながら作業を進める事ができるので便利です。
豊富なアクセサリー
ロルバーンはカバーや付箋、ブックマークなど公式から販売されているアクセサリーが豊富です。
>>ロルバーンアクセサリー | DELFONICS WEB SHOP – デルフォニックス公式通販
例えば手帳のようなインデックスがほしいなら、ブックマークやインデックスシートをリングに引っ掛けて使えます。
カバーを付ければ表紙を保護できるだけでなく、ペンホルダーもついているのでペンを一緒に持ち運べます。
より使いやすくするのはもちろん、オリジナリティを出すこともできる点で拡張性が高いといえます。
バレットジャーナルのつけ方・セットアップ
バレットジャーナルをロルバーンで付けている私のやり方は、シンプルな箇条書きのスタイルです。
最初はマーカーで色を付けたり、定規できれいに線を引いていたりしましたが、今はボールペン1本しか使っていません。
また仕事のことは書かず、プライベートなことに限定しています。
バレットジャーナルは仕事にも十分に使えますが、プライベートで仕事のことまで考えたくないので切り分けています。
キー
デイリーログに使っているキーは、必要最低限です。
- ・:タスク、やること
- ×:完了したもの
- >:次の日に移動
- ∧:未来の予定にリスケ・再検討
- ー:メモ・日記
- !:アイデア
あまり増やしすぎても自分がわからなくなってしまうので、タスク・アイデア・それ以外が区別できればいいと考えています。
また本来なら最初にインデックス(目次)を作りますが、私の場合はあえて作っていません。
- ページを振るのが面倒
- コレクションの数が多くない
- そもそもページ数がそれほど多くない
ほとんどが時系列順でまとまっているので、わざわざ目次を作ってまで整理しておく必要は感じません。
フューチャーログ
毎年の定期的な予定や、あらかじめ決まっている予定を書いておきます。
月をまたぐような少し先の予定は、フューチャーログに欠かさず転記して忘れないようにします。
マンスリーログ
その月のカレンダー代わりに予定を書いたり、右側にはフューチャーログから転記したものも含めてタスクを書いています。
ポケット付きメモLサイズだと31行以上方眼罫があるので、マンスリーログを書くのにちょうどいいです。
デイリーログ
デイリーログにはタスク以外にも、その時思いついたことをとにかく雑多に何でも書き出しています。
不必要なら消せばいいだけですし、ふとした思いつきが未来のタスクになることもあります。
また自分の場合は日記としての性質も兼ねているので、時々の気分や調子について書き残しておくと自分を理解するのに役立ちます。
Lサイズの場合はページを横に2分割するとちょうどよくなるので、左にタスクやアイデア、右を日記として使っています。
欲しいもの・やりたいことリスト
日々生活している中でほしいと思ったもの、気になったもの、行きたい場所ややりたいことなど、「~したい」ことをまとめておく場所です。
閃いてもすぐに忘れたりすることが多く、また息抜きが苦手なので休むときにやることを書き出しておきます。
欲しいものを書いておくとそれに対してアンテナを高く張れるので、良い情報が入りやすいです。
また忘れず残すためだけでなく、衝動的にものを買ったりしないためのクールダウンの意味もあります。
一度リストに書いてワンクッションおくことで、考える時間をつくって無駄遣いを避けることができます。
日々の記録から使いやすく改良する
バレットジャーナルは基本のログ以外に、コレクションと呼ばれる自分専用のページを作ることで更に使いやすくなります。
- 睡眠時間の推移
- 読みたい本・呼んだ本
- 習慣トラッカー など
コレクションに何を追加するのかは人それぞれですが、それを見つけるためには普段書き残しているタスクやメモが手がかりです。
そのためバレットジャーナルには、とにかく思いついたことや考えたことを自由に書いていくと良いでしょう。
記録しておくことによって自分を理解でき、自分のためだけのバレットジャーナルをカスタムすることにも繋がります。
バレットジャーナルを使い続けて良かったこと
一般的な手帳や予定管理アプリが続かなかった私ですが、バレットジャーナルは使い続けて2年弱になりました。
なぜ続けられたのかを考えてみると、バレットジャーナルを使うことによって以下のような利点があったからだと考えます。
- フォーマットが自由でカスタマイズできる
- タスクの優先順位付け
- アナログだからできる、あらゆる記憶の母艦
自分の好みでカスタマイズすることが簡単にできる
バレットジャーナルでネットを検索すると、人によってやり方に違いが見えてきます。
つまり自分好みでカスタムし、使いやすい形にしながらバレットジャーナルを付けていくことが可能です。
人それぞれ異なる書き方でも成り立つのは、バレットジャーナルに決まり切ったフォーマットがないから。
ラピッドロギングと呼ばれる記録手法こそ共通していますが、その書き方も自由ですし、キーの数や種類も特定されていません。
シンプルに予定やタスクだけ管理しても良いですし、趣味やウィッシュリストを充実させたりしても問題ありません。
枠にとらわれず、自由にかけるところがバレットジャーナルの魅力といえます。
今やるべきことの優先順位付け
todoリスト的な役割としてはすばやく頭の中のタスクを書き出し、本当に必要なのか、何を優先すべきか精査できます。
頭の中で考えるより手で書いてみることで客観的に一覧しつつ、必要性を考える時間がつくられるのです。
必要ないタスクは消し、残ったタスクを何から手をつけるべきなのか、効率的なのか優先順位をつけられます。
未来のタスクもひと目でわかる
またバレットジャーナルをタスク管理のベースにすると、その日の予定だけでなく、未来の予定まで一元的に管理できるのも便利な点です。
いつかやるべきタスクは別のログに移せばいいですし、逆にデイリーログに転記すれば漏らすこともありません。
とにかくなんでも書いておける、記憶の保管、母艦としての役割
アナログで手書きのバレットジャーナルは、予定管理アプリよりも自由に何でもかけるのが強みです。
深く考えていない未分類のメモがたくさんあっても、ページを変えてしまえば邪魔になることはないからです。
- 今やるべきタスク
- 将来やらないといけないこと
- 欲しいもの・やりたいこと
- 考え事
- その日あった良いことや悪いこと
- 単なる思いつき
記憶の母艦としてタスクやメモを集積しておくと、自分を知るのにも役立ちますし、新しい気付きも与えてくれます。
デジタルな整理だとカテゴリー分けが必要だったり、タスクと日記を混ぜてしまうと管理が難しくなってしまいます。
あえて手書きでバレットジャーナルを書くメリットは、todoやイベントに限らない、雑多なカテゴリーを自由に書ける点にこそあるのです。
バレットジャーナルをロルバーンで始めるまとめ
今回はバレットジャーナルをロルバーンで始めるための、選び方や書き方について解説しました。
最もおすすめのロルバーンは、コスパにも優れたシンプルなポケット付きメモのLサイズ。
高級ノートにも負けない実用的なクオリティを備えており、豊富なアクセサリーで拡張性も高いです。
バレットジャーナルの付け方は人それぞれですが、雑多なことを書けることにアナログならではの良さがあります。
書けば書くほど自分に使いやすく、自分を理解することにも役立ちます。
みなさんもロルバーンを使って、バレットジャーナルを始めてみてはいかがでしょうか。
残りのページ数が少ないと、月途中で別のメモ帳に切り替わり2冊にまたがってしまいます。
かといって早めにメモ帳を新しくすると、無駄なページができてしまいもったいです。