- 一番難しいスマホ音ゲーってなに?
- もう少し手頃な難易度の音ゲーを知りたい……。
- 難しい音ゲーの特徴とは?
そんなお悩みを解決します。
- スマホ音ゲーの難しさをランキング形式で解説(全13作品)
- 音ゲーの難しさを決める要素
- それぞれのゲームが難しい理由
たくさんのアプリ音楽ゲームを比べたときに、どれが一番難しいのか気になりますよね。
各ゲームで難易度の付け方は違いますから、あるゲームのレベル10の曲が、他のゲームのレベル30を上回ることもあります。
そこで今回は実際に全てのゲームをプレイしてみて、どれが一番難しいのかを決めました。
プレイしてみたからこそ分かる判定の難しさや独自のシステムなど、総合してランキングにしています。
今よりもっと難しい音ゲーを極めたい方、逆にほどほどの難易度で楽しみたい方も、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
- 音ゲーの実力は中級レベルのプレイヤー。
- やりこんでいるスマホ音ゲーはArcaea、Phigros。
音ゲーの難しさは何で決まるのか
音ゲーの難しさについては、次の点を総合して判断できると思います。
- 物量:ノーツの数
- 精度:判定の厳しさ
- ギミック:独自のシステム
- 認識難:流れるノーツの見やすさ
- 激しい曲調:いわゆる音ゲー曲
物量とは、単純にどれだけの量のノーツが1曲の中で流れてくるのか。
多ければ多いほど押すのは難しいですし、タイミングを見切ることは難しいです。
また判定が厳しいゲームであれば、コンボを繋げたり理論値を出す難易度も上がります。
そしてそのゲーム独自のシステムが面白さの核であるとともに、難しさを左右するポイントです。
そのほか収録曲の傾向や、フリックのあるなしなども影響してきますね。
難しさランキングの基準
システムも違う音ゲーを一つのランキングにまとめるために、6つの評価基準をつくりました。
- クリア難易度
- 理論値難易度
- 物量難易度
- フリック・スライド
- システム難度
- 収録曲難易度
クリア難易度
ミスを重ね続けるとプレイが続行できなくなるタイプのゲームでの、クリアの難易度を指します。

ゲージの減り具合や、判定の厳しさによっても難易度によっても変わるものです。
理論値難易度
判定の厳しいゲームでは譜面の最大スコア、つまり理論値を取るのは困難です。

アーケードに比べればスマホ音ゲーは緩い判定が多いですが、それでもミスの許容範囲が狭いゲームもあります。
またフルコンボを狙うにしても判定幅が狭ければ、常に精度を求められるプレイスタイルが必要です。
物量難易度
2〜3分程度の曲に対して、ノーツの数が多ければ当然叩くのは難しいです。
連続で叩き続ける体力が必要になるだけでなく、16分や24分などの高速連打、3点以上の同時押しも入ってきます。

正確にさばくには譜面を覚えるだけでは足らず、物理的な筋力、タップスピード、効率的な運指の構築も求められます。
フリック・スライドの有無
単純なタップ・ホールドだけよりも、フリックやスライド動作が入った方が格段に難しくなります。

判定も抜けやすいですし、タップよりも動作が大きくて次のノーツを叩くのが難しくなるからです。
またゲームによってはフリック方向に指定がありますので、そうなると更に難しいです。
システム難易度
ノーツの降り方や判定線がどんな形をしているかによって、たたきやすさは変わってきますよね。
スマホ音ゲーでベーシックなのは、画面奥から手前に向かってノーツが流れてくるスタイル。
しかし全面タッチできるスマホ・タブレットの特性を活かした、複雑な判定方法のゲームもあります。

独自のシステムはゲームの特徴にもなりますが、独自性が高いほど対応も難しいですね。
収録曲難易度
激しい曲調・BPM200以上・目まぐるしく変わる展開のような、いわゆる「音ゲー曲」がたくさん収録されているゲームの難易度は高めです。

曲や音をベースにして譜面を作る以上、聴こえる音から大きく外れた譜面を作ることはできません。
最初から音ゲーになることを見越して作られた曲が多いほど、ノーツを大量に詰め込んだ譜面ができあがります。
スマホ音ゲーの難しさランキング
ではスマホ音ゲーの難しさについて、ランキング形式で発表します。
ゲーム名 | 難しさ | クリア難易度 | 理論値難易度 | 物量難易度 | フリック・スライド | システム難度 | 収録曲難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
OverRapid | 1位 | 4 | 2 | 5 | 4.5 | 3.5 | 4.5 |
Dynamix | 2位 | – | 3 | 4.5 | 3 | 5 | 4.5 |
TAKUMI³ | 3位 | – | 4 | 4.5 | 2 | 3.5 | 4.5 |
KALPA | 4位 | 2 | 3 | 4.5 | 2 | 3.5 | 4.5 |
Phigros | 5位 | – | 2 | 4 | 3.5 | 4.5 | 4.5 |
プロジェクトセカイ | 6位 | 4 | 4 | 4 | 4.5 | 4 | 4 |
CytusⅡ | 7位 | – | 3 | 4 | 4 | 4 | 4.5 |
Arcaea | 8位 | 3 | 5 | 4 | 3 | 4 | 4.5 |
Paradigm:Reboot | 9位 | 2.5 | 5 | 3.5 | 3 | 4.5 | 4 |
Deemo(初代)/2 | 10位 | – | 3.5 | 4 | 3 | 3 | 4 |
シノビスラッシュ | 11位 | 2.5 | 4 | 3.5 | 3.5 | 3 | 3.5 |
ガルパ(バンドリ) | 12位 | 4 | 4 | 3 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
神椿市協奏中。 | 13位 | – | 4 | 3 | – | 4 | 3 |
ランキングを付けるにあたって、全ての音ゲーをプレイしてみて比較しました。
ちなみに私のプレイヤーとしての実力は、「初心者とまではいえないが、上級者ともいえない」中級者といったところ。
最上位の譜面や難易度にはついていけませんが、それ以外であればなんとかクリアできる程度の実力です。
主なスマホ・アーケードゲームでの実績、クリアできる難易度は以下の通り。
- Arcaea:11、10+の大半はクリア
- Phigros:13までならSスコアが取れる
- CytusⅡ:12・13あたりが限界
- ガルパ(バンドリ):Expertなら無回復でクリア可能
- プロセカ:EXPERT28くらいならMaster開放できる。MASTERは下位譜面しか無理
- 太鼓の達人:☆9上位~10下位あたりまで。譜面によってはフルコンも。
- チュウニズム:フリックが苦手なのでMAS12、12+あたりで怪しく、13でクリアギリギリ。
使用してきた機種は、iPad mini5→iPad9です。
今回のランキングは音ゲーの「難しさ」にのみ着目したランキングです。
面白さとは違う観点ですので、その点は注意してください。
またあくまでもプレイした私の独断のランキングのため、参考として御覧ください。
【1位】OverRapid
- クリア難易度:
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

多レーンタイプでありつつ、フリックで取るスクラッチノーツやスクラッチホールドも容赦なく降ってくる音ゲー。
ノーツの数が尋常ではなく、試しにプレイしてみただけでも物量に圧倒されました。
そこに加えてフリック要素まで必要になってくるので、他音ゲーで鍛えた地力がないとまともに叩けません。
他音ゲーと比べても早い段階から難易度が高く、高難易度音ゲーのひとつといっていいでしょう。
- OVER THE UTOPIA(6KeyPROFESSIONAL20)
- Thanatos(6KeyPROFESSIONAL20)
6レーン+スクラッチの超難易度
OverRapidは基本6レーンに降ってくるタップ・ホールドノーツに、中央の2レーンにフリックで取るスクラッチノーツが降ってきます。

他にも多レーンのスマホ音ゲーはあるのですが、そこにスクラッチ・フリック要素まで加わっているのがOverRapidのやばさです。
ただ判定についてはかなり甘く、通常モードの最高判定は許容±82.5msといわれています。
難易度のインフレが激しい
プレイしてみて感じるのは、とにかく降ってくるノーツが多すぎること。
下から2つ目の難易度にも関わらず16分の階段が降ってくるのは、流石についていけません。

初期譜面からしてこの感じなのでとにかく難易度のインフレが激しく、私のような中級者だと心が折られました。
最低限の地力がないと太刀打ちできず、上の難易度に挑むのは厳しいです。
6Key(レーン)モードよりも易しい4Keyモードもあるので、上級者以外お断りというわけではないのは助かります。
【2位】Dynamix
- クリア難易度:ー
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

左右も加えた3方向に降ってくるノーツに対して、どう対応するかがDynamixの醍醐味です。
常時3方向の判定ラインが存在するので、腕や指も幅広く動かす必要があります。
また仕様による複雑な判定もあり、それらを上手くかわしつつ譜面をさばかなければなりません。
3方向を見ないといけない上に、このゲーム独特のテクニックもあり、個人差が特に強いゲームといえます。
- MassacrE II 3rc4224M(GIGA LV.15)
- ^/7(L|?[_(L+#< >+&|^(o)(GIGA LV.15)
3方向に降るノーツをさばく認識力
他の音ゲーにないDynamixの特徴は、下だけでなく左右にもノーツが降ってくること。

譜面を認識することが難しく、しかも複数方向へ同時にノーツが現れるのも珍しくありません。
また横方向のノーツは画面中央付近から現れるので、少し認識が遅れるだけで叩けません。
他の音ゲーにはあまりない3方向への認識力や視野の広さが必要になるのが、Dynamixの難しさです。
仕様や譜面の判定難
またいくつかの仕様によって、Dynamixは判定が難しくなっています。
- 「餡蜜」がつかえない
- 当たり判定が広い
- ワンタッチで複数のノーツに対応
特に同時押しすると何故か片方が無視されるという仕様によって、餡蜜が使えなくなっています。
「餡蜜」とは、僅かにずれたノーツを同時押しで処理するテクニック。
判定を犠牲にする代わりに、コンボをつなげます。
また当たり判定が広いせいで、タッチやスライドの巻き込みも発生しがちです。
ほかにもiPhone・iPadのマルチタップの限度を超える6点押しなど、判定との戦いにもなってきます。
【3位】TAKUMI³
- クリア難易度:ー
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

自身も音ゲーマーであるTHIQXIS氏が開発している、「音ゲーマーのための音ゲー」。
譜面制作者にもランカーや音ゲー曲コンポーザーなどが多くおり、とにかく高難度な譜面でやりごたえを出しています。
高い難易度を標榜しているだけあり、まあまあ早い段階で難易度がインフレしている印象です。
- Traxxendenza(Insanity16)
- NOTES RUSH!(Master16)
やりごたえを求める音ゲーマー向け
音ゲーマーがつくり、音ゲーマーのためにつくられたゲームとあって、音ゲーとしてのやりごたえが充実しています。

ノーツはタップ・ホールド・スライドだけですが、物量がとにかく多く私のような並のプレイヤーはついていくのがやっと。
ギミックとしてはノーツが途中で左右に動きながら降ってくるのが厄介で、見てから叩くのはスピード的に難しいです。
高い鍵盤力・指押し力が必須
Master譜面以上では2本指でさばける譜面のほうが少なく、事実上多指必須の音ゲーになっています。

その下のHardも理論上は2本指で可能なのですが、押し寄せてくるノーツをさばくのに2本では間に合わないことも多いです。
下の難易度でも大量のノーツをたたく腕力、更に上の難易度では3点押し以上の鍵盤力を求められます。
【4位】KALPA
- クリア難易度:
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

多指前提で作られた難易度のため、同時押し・階段と物量をさばき続ける必要があります。
フリックやスライドなどがないのはやりやすいですが、心を折られるレベルのノーツ量が降ってきます。
下の難易度だとスライド判定でノーツを拾うこともできますが、高難易度帯ではその暇すら許されません。
- World Breaker!!(COSMOS LV.S25+)
多指前提だからこその物量譜面
KALPAには2本指でクリアできる「THUMB MODE」と、多指前提の「MULTI FINGER MODE」があります。
タップとロングノーツの2種しかないため、難易度が上がるほど同時押しが増え続けます。

とにかく物量についていくことが困難です。
判定が比較的ゆるい点が、唯一の救いでしょうか。
こすりはできるけど間に合わない
タップ・ホールドだけでなく、こすったりスライドすることでも判定を出せる仕様があります。

しかしながら「CHAOS」「COSMOS」など、高難易度になるとこすり・スライドが間に合いません。
階段以外にも大量のノーツがひっきりなしに降るので、こすっている間に別のノーツを取り逃してしまいます。
結果5レーンそれぞれに指を1本割り当てて叩き続ける、指押し力が問われ続けます。
【5位】Phigros
- クリア難易度:ー
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

判定線が自由に動かせることを活かして、いろんなギミックを生み出している音ゲー。
超高難易度帯になると多指押し、2方向に流れるノーツをさばくなど、多くの要素が問われます。
地力だけでなく、曲やギミックへの理解力も必要になるゲームですね。
- Rrhar’il(AT LV.16)
- Distorted Fate(AT LV.16)
- Igallta(AT LV.16)
動き回る判定線のギミック
Phigrosの面白いギミックは、判定線が動いたり増えたり、消えることもあること。

通常は上から下へとノーツが流れてきますが、判定線が左右や上にも移動します。

判定線を生かした演出も、楽しみの一つです。
物量もそれなりにあるのですが、このギミックをどう攻略するのかが難しさであり面白さでもあります。
判定は比較的甘い
通常モードでの理論値判定は±80msで、他の音ゲーよりも甘いです。
そのため理論値やコンボのつなぎやすさだけで言えば、他よりもやりやすいともいえます。
もっとも判定線が動いたり増えたりするので、そもそもノーツを叩けないことも多いです。
【6位】プロジェクトセカイ カラフルステージ
- クリア難易度:
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

ボカロ曲中心のラインナップですが、高難易度曲の公募・公式大会の開催など、難易度へのこだわりも感じます。
またボカロ曲の特性上、人間には歌えないような超ハイテンポの曲、変拍子の曲、激しい展開の曲も多いです。
必然的に譜面も難しくなる傾向があり、キャラゲーとはいえないレベルになっています。
- ヤミナベ!!!!(MASTERLv37)
- 人生(MASTERLv37)
もはやスマホ版チュウニズム
運営にセガが関わっていることもあり、そのセガのチュウニズムに近いゲームシステムです。

本来アーケードの大きい筐体でやるべき譜面が、スマホ・タブレットで降ってくるのは理不尽感すらあります。
- チュウニズムのエアーがフリックに変化
- フリックが多くなった分むしろ難しくなる
- 腕を交差させながら取る斜めスライド
- スライドで拘束させながらの指押し
- チュウニズムと違いスライドで取れない小粒ノーツ階段
超高難易度帯は全体的に「チュウニズムでやれ」という感じで、タブレットでもかなり厳しいですね。
音ゲー要素の強いキャラゲー
キャラクターにフォーカスするタイプではありますが、楽曲の癖が強く難易度が高くなりがちです。
またキャラゲーではありますが、ボカロ曲をベースにしているのでトリッキー・ハイスピードな曲も多いです。
したがってキャラゲータイプの音ゲーでは最も難しい、といって過言ではないでしょう。
【7位】CytusⅡ
- クリア難易度:-
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

判定ライン自体が常に上下に動きながら、全画面に現れるノーツと重なるタイミングで叩くのが特徴的な音ゲー。
ノーツが動かない分視認性には優れていますが、画面全体を見渡し続けないとノーツを見逃してしまいます。
さらになぞったりフリックしたりとノーツの種類も多いため、技術的な対応力が必要になってきます。
- Re:incRnaTiØN ~夕焼ケ世界ノ決別ヲ~(CHAOS 15)
- iL(CHAOS 15)
全画面に現れるノーツをどう視認するか
画面上に現れるノーツが上下に移動する判定ラインと重なったときに、ノーツに応じた操作をするのがCytusⅡの基本です。

ノーツが降ってくるタイプではないので、常に画面全体を注意深く見ておく必要があります。
全画面にノーツが出現するため、画面上部のノーツを叩こうとすると自分の腕が邪魔になることもありました。
反転や左右方向へノーツが落ちてくるわけではないのですが、それでも認識のしづらさはあります。
フリック・ホールド・スライド、多種のノーツへの対応
CytusⅡには5種類のノーツがあり、操作としては次のように分類できます。
- タップ(Click、C-Dragノーツ)
- なぞる(Drag、C-Dragノーツ)
- ホールド(Hold/Long Holdノーツ)
- 左右フリック(Flickノーツ)
局所的にフリックが連発したり、なぞるノーツも判定ラインのスピードにきっちりついていく必要があります。
譜面スピードが早い譜面だとノーツの出現から判定までも早くなるため、腕を動かす力も求められます。
全画面を見渡す認識力も加えて、音ゲーへの対応力が問われてきますね。
【8位】Arcaea
- クリア難易度:
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

基本的なスマホ音ゲーのシステムですが、画面内をホールドするアークノートが厄介な音ゲー。
ノーツ数はそれなりに多くはある一方で、他音ゲーと比べて理解できないレベルの物量ではないのでまだ良心的。
多点押しもそこまで多くないので、とにかく腕を動かし続ける力が問われます。
- Testify(Beyond:Lv.12)
- Tempestissimo (Beyond:Lv.11)
ベーシックなゲームスタイル
画面奥から手前にノーツが流れてくる、スマホ音ゲーでは基本的なゲームシステムです。

下のレーンに流れてくるノーツと、上下2本の判定線の間に流れるスカイノーツをタップします。
初めて音ゲーをやる人にもとっつきやすく、やりづらさは感じないでしょう。
難易度が上がると速度の変化などはありますが、他のゲームよりは控えめです。
縦横無尽に動くアークノート
Arcaeaで特徴的なのが、赤・青の線で描かれているアークノート。

画面内を自由に動く線を、ホールドしながらなぞり続けます。
Arcaeaのなかでも判定が厳しかったり、とりづらさが目立ちます。
- 上下左右の移動でコンボが途切れがち
- 持ち替えができない
- 拘束時間が長いことも多い
- 逆手で取らないといけないことがある
- 一度判定を逃すと連続でミス判定になる
他の音ゲーにはない独自の要素なので、アークノートでつまづく人はかなり多いですね。
多点押し要素が少なめ
高難易度の曲も含めて、ほとんどの曲が2本指でもできるようになっています。
限られた譜面のみ3点・4点押しが必要ですが、譜面全体ではなく限られた場面だけです。
もちろん多指が使えれば楽にプレイできますが、両手の人差し指だけでも十分にクリアすることが可能です。
【9位】Paradigm:Reboot
- クリア難易度:
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

上下左右へ流れる4方向のノーツをさばかないといけないので、譜面への理解度と脳トレ度が必要になってきます。
同じく複数方向への対応が必要なDynamixと比べれば、物量が控えめなのが救いでしょうか。
ノーツが出現してから判定ラインまでのスパンが短く感じるので、視認性にも若干の問題を感じました。
- Stormy Rage(MASSIVE LV.16+)
- Viyella’s Melancholy(MASSIVE LV.16+)
4方向+空中判定の3D譜面
上下左右の4方向の判定ラインに加えて、画面中央にもタップノーツが出現します。

タップとスライドだけなので取りやすくはあります。
複数ラインあるのに加えて、ノーツが奥から手前に急に出てくる感覚があり、視認性に難しさを感じました。
かといってスピードを上げすぎると、ノーツが現れてから判定に到達するまで短く反応できません。
また空中のノーツのエフェクトが大きくて、上下左右のノーツとかぶることも多いです。
クリアだけであれば判定は緩め
超高難易度以外の譜面であれば、理論上2本指でも処理できるような譜面設計になっています。
フリックもなく、こすっていればノーツを取ってくれることがあって判定も甘いです。
ミスした際のゲージの減りもそれほど大きくないため、完走しやすくクリアだけならなんとかなります。
【10位】Deemo/Deemo2
- クリア難易度:ー
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

ストーリーでもピアノが重要な役割を果たし、ピアノ音を拾って譜面にしています。
したがって規則的なノーツが降ってくるとは限らないので、耳で音を判断する力が必要ですね。
- RE:UNION -Duo Blade Against-(Extra Lv.El Cid)
- Cloud9(Extra Lv.xi)
(いずれもDeemo)
ピアノ曲のテンポ揺れが厄介
ピアノがモチーフのゲームで、譜面のつくりもピアノの音をベースです。
ピアノ曲やクラシックが元になっているため、打ち込みの電子音楽よりもテンポ揺れを感じました。
判定も若干厳し目の±50ms幅なので、少しのズレが理論値の敵になります。
タップを巻き込みがち
Deemoの判定面で気になるのが、タップ連打したときに先のノーツまで巻き込んでしまうこと。
スライドに関しても余計なノーツにまで判定が出てしまいがちなので、理論値狙いだと厳しいです。

難易度が上がるほど物量はどんどん上がっていくので、巻き込みのリスクも高まります。
やみくもな連打ではなく、ノーツをきっちりと叩く精度力が求められます。
【11位】シノビスラッシュ
- クリア難易度:
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

両サイドや中央に流れるフリックを、「斬る」ような動きでさばく独自の設定が魅力の音ゲー。
ただ左右フリックの判定に関していうと、判定さえ出していれば理論値判定が取れてしまうのでゆるめです。
- 運命論(激戦LV.15)
- シノビ・スピリッツ(激戦LV.15)
『斬る』フリック
忍者やくノ一モチーフの音ゲーで、両サイドに流れてくるノーツを斬るようにフリックするのが特徴。

高難易度になるほどフリックの数も増えてきて、8分・16分感覚で斬っていきます。
連続フリックも多く、どれだけ対応できるかが高スコアのカギです。
こすればフリックはなんとかなる左右フリック
最大の特徴のフリックですが、タイミングよく斬らずとも、こすり続けていれば最高判定は取れます。
タイミングを図ってこすっていれば、なんとなくクリアできてしまいます。
もちろんそれ以外のノーツはしっかり判定されるので、簡単というわけではありません。
クリアだけならなんとかなりがち
通常ゲージでもミスしてもそれほど減りが大きくなく、ギリギリのところで耐えてクリアというのも多かったです。

クリアするだけであれば、高難易度でも多少のゴリ押しが効くと感じました。
【12位】Bang Dream! ガールズバンドパーティ
- クリア難易度:
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

すでに配信から7年以上経過している歴史の長い音ゲーで、ガチャに課金してキャラクターを集めるタイプのキャラゲーです。
CD・アニメ・ライブなどのメディアミックス型プロジェクトということもあって、曲を楽しめるように難易度は重要視していない印象です。
難易度SPECIALの一部譜面はフリックの方向指定なども相まって、かなりやりごたえはありますね。
- 六兆年と一夜物語(SPECIAL+ 35:非常設)
- SENSENFUKOKU(SPECIAL+ 33:非常設)
一部曲の難易度が突き抜けて高い
配信から長い時間の経っている音ゲーだと、その分難易度も高くなっていきやすいです。
しかしガルパの場合、そこまで難易度がリリース時から上がっている印象がありません。

イベント時に設置される超高難易度譜面を除いて、音ゲー経験者なら高難易度譜面もクリアできるでしょう。
またロングノートの終点が抜けやすかったり、フリックがタッチ時点で反応が決まるなど、ちょっと判定には癖があります。
超高難易度でも理論上2本指で可能
物量的には他の音ゲーよりもやや抑えめで、全ての譜面が理論上2本指でのプレイができます。

難易度SPECIALだと方向指定フリックが入るなど難しくなる要素はありますが、3点・4点押しなどの無理押しはありません。
スマホでもできる難易度の限界という感じで、程よい難易度で極めたい人向けと言えるでしょう。
【13位】神椿市協奏中。
- クリア難易度:ー
- 理論値難易度:
- 物量難易度:
- フリック・スライド:ー
- システム難易度:
- 収録曲難易度:

2024年8月にリリースされたばかりの、版権曲中心の音ゲーです。
音ゲプレイヤー向けというよりも、制作している神椿スタジオ関係曲が好きな人向けでしょうか。
しかしHARDCORE TANO*Cが譜面制作・監修をしていたりと、やりごたえも感じました。
また意外に判定が狭かったり、タッチだとレーンを正確に叩かないといけなかったりとシビアな面もあります。
- 月光(PRO:Lv.16)
- 魔女(真)(PRO:Lv.15)
タッチに向かない判定
タッチとホールドだけで操作は簡単なのですが、スマホでやるとレーンの判定に苦しみました。

スマホ音ゲーは比較的レーン幅の判定がゆるく、レーンの間や隣のレーンあたりでもタッチ判定を受け付けてくれます。
しかし『神椿市協奏中。』の場合、正確にそのレーンをタッチしないと他のレーンに判定が吸われてしまいます。
また判定タイミングもシビアに感じるので、理論値を取ろうとするとアバウトな感覚では許されなさそうです。
版権ボーカル曲が中心
いわゆる音ゲー的な曲ではなく、すでにリリースされた版権曲が多く収録されています。
ただし高難易度では3本指以上が前提になる譜面があり、3点押しの譜面もあります。
また複雑で難解な曲調が多いのもあり、物量よりも技術を問われる傾向にあります。
難易度の上がり幅は少なさそう
2024年8月にリリースしたばかりで曲数も少ないため、どれくらい難易度が上がるかはこれからのゲームです。
一方で音ゲーとしての楽しさよりも、制作している神椿スタジオの曲や世界観を楽しむのが魅力のゲームに感じます。
そのため音ゲーとしてどれだけ難易度を上げるかよりも、幅広い曲をプレイできることがこれからのアップデートになるのではないでしょうか。

スマホ音ゲーの難しさランキングまとめ
今回はスマホ音ゲーの難しさについて、ランキング形式で紹介してきました。
ゲーム名 | 難しさ | クリア難易度 | 理論値難易度 | 物量難易度 | フリック・スライド | システム難度 | 収録曲難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
OverRapid | 1位 | 4 | 2 | 5 | 4.5 | 3.5 | 4.5 |
Dynamix | 2位 | – | 3 | 4.5 | 3 | 5 | 4.5 |
TAKUMI³ | 3位 | – | 4 | 4.5 | 2 | 3.5 | 4.5 |
KALPA | 4位 | 2 | 3 | 4.5 | 2 | 3.5 | 4.5 |
Phigros | 5位 | – | 2 | 4 | 3.5 | 4.5 | 4.5 |
プロジェクトセカイ | 6位 | 4 | 4 | 4 | 4.5 | 4 | 4 |
CytusⅡ | 7位 | – | 3 | 4 | 4 | 4 | 4.5 |
Arcaea | 8位 | 3 | 5 | 4 | 3 | 4 | 4.5 |
Paradigm:Reboot | 9位 | 2.5 | 5 | 3.5 | 3 | 4.5 | 4 |
Deemo(初代)/2 | 10位 | – | 3.5 | 4 | 3 | 3 | 4 |
シノビスラッシュ | 11位 | 2.5 | 4 | 3.5 | 3.5 | 3 | 3.5 |
ガルパ(バンドリ) | 12位 | 4 | 4 | 3 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
神椿市協奏中。 | 13位 | – | 4 | 3 | – | 4 | 3 |
超高難易度を求めるゲーマーな方はランキングの上から、ほどほどの難易度で楽しみたい方は下からプレイしてみてはどうでしょうか。
もっとも今回は難しさにフォーカスしたランキングなので、楽しさとはまた別。
難しさ=楽しさではないので、気になった音ゲーに触れてみてくださいね。
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とはいえ叩けるかどうかは別問題なので、いずれにせよ難しいことには変わりありませんね。