- 初心者・下手だから、ゲーセンで音ゲーするのが恥ずかしい……
- 周りの上手いプレイヤーたちにどう見られているのか気になる……
- 下手な初心者がゲーセンでプレイしやすくなる方法を教えて!
そんなお悩みを解決します。
- ゲーセンでの恥ずかしさ・やりにくさを回避するための方法4つ
- 上級者・ガチ勢が初心者に思うこと
- 人目を気にせずに音ゲーを楽しむために、ゲーセン以外でできること
プレイに自信のない初心者のうちは、ゲーセンで音ゲーをプレイするのに肩身が狭く感じることもあるでしょう。
いかにスコアを上げるか・ミスなくプレイするかを競う殺伐とした空気なので、なんとなく入りづらいかもしれません。
そこで今回は初心者や下手なプレイヤーが、ゲーセンで音ゲーをプレイするときに恥ずかしくならないための対処法を解説します。
- ゲーセン・スマホでの音ゲー歴20年以上のエンジョイ勢
- 太鼓の達人、チュウニズムを中心にゲーセンではプレイ
この記事を書いている私も今はエンジョイ勢なので、正直いって腕前にはあまり自信がありません。
それでもいくつかのポイントを押さえれば、あなたも私のように音ゲーをもっと心おきなく楽しめるようになりますよ。
プレイが下手な初心者がゲーセンで恥ずかしい・やりにくいときの対処法
プレイが下手・音ゲー初心者がゲーセンで恥ずかしかったり、やりにくくかったりするときの対処法を4つご紹介します。
- 人の少ない時間と場所を選ぶ
- 周りから見られづらいゲームを選ぶ
- 誰かと一緒にプレイする
- 割り切って自分のプレイに集中する
初めてゲーセンに行く方や、音ゲーに慣れていない初心者の方が、プレイを見られるのが恥ずかしいというのはわかります。
ですがこの4つのポイントを抑えておけば、ゲーセンで恥ずかしく感じることはなくなりますよ。
人の少ない時間と場所を選ぶ
なるべく他のプレーヤーがいない時間帯やゲームセンターを選ぶことで、プレイを見られづらくなります。
穴場のゲーセンを探してプレイすれば、どんなに下手でもそれを見る視線がありませんからね。
意外かもしれませんが、狙い目は休日の午前中あたり。できれば日曜日よりも土曜日のほうがいいですね。
開店してからすぐのゲーセンは全体的に人が少ないので、周囲を気にせず遊べます。
逆に平日だと夕方以降は中学生・高校生が多く、夜〜深夜帯は大学生・社会人が多いです。
通勤・通学の帰りに寄ったりする人も多いので、実は人が多くなりがち。
大規模店舗か小規模店舗か、ゲーセンの選び方
行ける範囲にもよりますが、店舗の選び方にも気をつけたいですね。
大型店舗か小さめの店舗を選ぶのかは一長一短なので、時間帯を変えて客層を見ることをおすすめします。
大規模店舗:筐体が多く回転率もいい。交通の便もいいことが多い。
小規模店舗:プレイヤーが少ないので、周りから見られる可能性が比較的少ない。
大規模店舗:人気があるので人が集まりやすく、周囲からみられる可能性も高い。
小規模店舗:筐体が少なく、他のプレイヤーとの順番待ちが発生。待っているときに見られることもある。
ちなみに私がよくやっている方法は、休日に開店直後・午前中の大型店でプレイすること。
多くのプレイヤーは午後から集まりだすことが多いので、穴場としておすすめですよ。
他のプレイヤーに見られづらいゲームをプレイする
プレイしている画面を見られづらい音ゲーなら、恥ずかしさも感じづらいはず。
筐体の構造や画面の設置位置などはゲームごとに異なるので、どんな曲や難易度でプレイしているのかを見られづらいものがあります。
例えばチュウニズムは空中にもセンサーを設置しているため、パーテーションのように台が区切られています。
画面の向きも斜め下向きで身体に隠れるようになるので、どんなプレイをしているか後ろからも横からも見られづらいです。
jubeatも同じくプレイ画面やディスプレイが斜め下向きであり、横からは見られやすいですが、後ろからはほとんど見えません。
逆に太鼓の達人やbeatmania IIDXなんかは画面が大きく、プレイ画面が正面に設置されているので後ろを通るだけで簡単に見られてしまいます。
入り口に近い、通路に面しているなど、筐体の置き場所にもよっても見られやすさは変わりますね。
あえて人気のない音ゲーを選ぶ
誰もやっていない人気のなさそうな音ゲーを、あえてプレイするのも初心者にはおすすめ。
プレイしている人が他にいなければ比較対象もないから、あなたが上手いのか下手なのかなんて分からないですよね。
ぶっちゃけて言うと、最近人気の低い音ゲーは次のような機種でしょうか。
- テトテ×コネクト
- CHRONO CIRCLE
- MUSIC DIVER
- ポラリスコード
正直プレイしている人をあまり見かけませんし、それだけプレイ人口が少ないです。
プレイしたことのない音ゲーを見ても、上達具合やその曲の難易度も知りませんからね。
人気のゲームだとプレイヤーが集まりやすく、順番待ちも多いし、その分上手い人たちに見られる可能性もでてきます。
ゲーセンだけではなく見られにくいゲームまで見極めれば、心置きなく音ゲーが楽しめますよ。
コミュニティに入る、友人を誘う
ハードルはちょっと高くなりますが、ゲーセン内にコミュニティがあるならその一員になるのもあり。
コミュニティ内の人間に対しては、優しく接してくれるはずです。
「いきなり知らない人と一緒にプレイするのは……」、ということであれば友人を誘ってみましょう。
同じくらい下手でも共にプレイすれば恥ずかしくないですし、相手が上手いならアドバイスももらえるかも。
趣味のひとつとしてゲーセン通い、音ゲーをやりこんでみるのもいかがでしょうか。
誰も見ていないと割り切ってプレイに集中する
後ほど触れるのですが、そもそも他の人はそんなにあなたのプレイを見てはいません。
ものすごい上手いプレイヤーならともかく、それほどうまくないプレイが注目されることはないでしょう。
特に上級者になるほどその傾向は強くなり、わざわざ自分よりもそれほどうまくないプレイを参考にはしません。
上手くないなら上手くないなりに、「どうせ誰も見ないでしょ」と割り切って自分のプレイに集中して取り組んではどうでしょう。
ゲーセンは音ゲー初心者お断り? むしろウェルカム
ゲーセンの音ゲーコーナーってお店の奥や角に設置されていることが多いので、初心者にとっては入りづらい空気かもしれません。
ですが音ゲーが初心者お断りだなんてことはなく、声には出さないまでも、むしろ初心者を歓迎してくれるはずです。
ぶっちゃけ先行きどうかわからない音ゲー界隈に入ってくれる人が1人でもいるなら、音ゲー好きであればあるほど嬉しいはず。
一時期と比べれば音ゲー業界も停滞気味で、特にゲーセンにあるアーケード機についてはより顕著です。
2024年だけでもグルーヴコースターとテトテ×コネクトが、2025年初めにもCHRONO CIRCLEのオンラインサービス終了が実施・予定されています。
どれだけ下手だろうと、音ゲーを好きでプレイしてくれるような人がたくさん入ってくれれば、音ゲー界も盛り上がります。
店内がちょっと薄暗かったり、とにかくプレイに集中する空気には入りづらいかもしれませんが、臆せず飛び込んでみてください。
一度プレイし始めれば、周りなんて気にならないくらいの素晴らしいプレイ体験ができるはずですよ。
音ゲーガチ勢は怖い? ガチ勢は初心者に「興味なし」
初心者のうちはゲーセンに行って下手なプレイをすると、いわゆるガチ勢になにか言われるのでは……と怯えているかもしれません。
しかしよほどそのプレイヤーの性格が悪くない限り、初心者に対してガチ勢がなにか意見するなんてことはないでしょう。
対人戦が基本の格ゲーとかとは違って、音ゲーは基本1人でやるもの。野良のプレイヤー間での交流は薄めです。
初心者だからといって急にアドバイスしてくるようなことも、批判されるようなこともありません。
また下手だからといって、難癖をつけてくることもないです。
ゲーセンの雰囲気は確かに殺伐としているかもしれませんが、裏を返せば一人ひとりが自分のプレイに没頭しています。
初心者にわざわざ突っかかってくるようなプレイヤーは、まずいないと言っていいでしょう。
初心者とプレイするガチ勢は何を考えているのか
以前の私はマイバチもつくり毎週のようにゲーセンへ通い詰めるほど、太鼓の達人を本気でプレイしていました。
実力はそこそこですがやり込みだけはガチ勢の私も、初心者と一緒の台で順番にプレイしたことももちろんあります。
ざっくりいうと、初心者がプレイしていること自体に興味を持つことはほとんど無いです。
初心者がプレイしているのを順番待ちしているとき、当時の私はこんなことを考えていました。
- (腕が疲れたし、休憩にはちょうどいいかな)
- (さっきなんであの部分ミスったんだろ。今のうちに譜面見返しとこ)
- (今プレイしてる曲、「おに」だとどんな感じの譜面だっけ)
- (早くプレイしたいなぁ)
自分とはプレイする難易度が違うので参考にはなりませんし、自分のプレイを振り返ってることが多かったかなと。
ただ順番待ちが発生すると早くプレイしたいとは思いましたね。ゲーセンにいれる時間も有限ですので。
もし1台を2人が交互に使うとすれば、単純に1人のときよりもプレイ時間は半分になりますからね。
ちょっと乱暴な言い方にはなりますが、初心者に対してなにか思うことは正直ない、って感じですね。
上級者といっしょにプレイしたエンジョイ勢の経験
一方で私はエンジョイ勢でもあるので、下手なプレイをして恥ずかしい気持ちもよくわかります。
ですが実は周りのプレイヤーは、自分が下手なことを気にしていなかったりするものです。
実のところ、画面を見て手元のボタンを押すタイプの音ゲーが私はとても苦手だったりします。
画面見ながら手元のボタンを押す、beatmania IIDX、pop’n music、SOUND VOLTEXとかですね。
なので得意な音ゲーは太鼓の達人やチュウニズム、jubeatなど直感的な操作ができるものばかり。
ですが収録曲が好きで、ある日SOUND VOLTEXを人の少ない時間を狙ってプレイしにいくと、偶然隣の台にガチ勢らしきプレイヤーが。
私が『CENSORED!!』(NOV:難易度6)をやっている隣で、プレイしたのが最高難易度の『Lachryma《Re:Queen’M》』(GRV:難易度20)。
あまりに譜面密度が違い過ぎて唖然としたあと、急に自分のプレイが恥ずかしくなりそのプレイだけで立ち去ってしまいました。
しかし後から考えてみればそのプレイヤーは別にこちらを見ることもなく、何を言うこともなく、こっちが勝手に恥ずかしくなっただけです。
初心者だから、下手だからと恥ずかしがることなく、いち音ゲープレイヤーとして堂々とプレイすればいいことに気づきましたね。
マナーを守らない悪質なプレイヤーが居るのも事実
以前ネットで話題に上がったのが、「下手なプレイヤーは上手いプレイヤーに順を譲るべき」という言説。
こういったいわゆる「マナ悪」プレイヤーは、限られてはいますが、残念ながらいることも否定できません。
上の件については触れませんが、「ゲーセンで遊んでいて同じ状況に出くわしたら……」と初心者だと不安でしょう。
現実的な対処法として、そういった人がいるゲーセンにそもそも行かない・近寄らないことだと私は思います。
「マナ悪」プレイヤーは多くはないが存在する
知っておきたいのは、多寡はともかくとして「マナ悪」プレイヤーは音ゲーに限った話ではなく、格ゲー、メダルゲーム、果てはクレーンゲームにもいたりします。
これは決して他のゲーム界隈のことを貶めたいわけではなく、ゲーセンという場で人と人が関わる以上仕方ないこと。
とはいえゲーセンにいる人の大多数はマナーを守りますし、少数の悪い例が取り扱われてしまいがちです。
世界一平和、といわれる日本でさえ毎日犯罪のニュースは流れます。
沢山の人がいれば、残念ながらそういう人が少数いてしまうものなのです。
店員さんに注意してもらうという方法もありますが、客同士のトラブルである以上あまり強くいえないのが現実です。
治安の悪いゲーセンには近づかず、プレイヤーが互いにあまり接することのない程度の治安のゲーセンを選ぶのがいいでしょう。
人目を気にせずプレイしたいなら、スマホ音ゲーがおすすめ
「音ゲーはしたいけど人に見られながらのプレイはしたくない……」。そんな方にはスマホ音ゲーをおすすめしたいですね。
ゲーセンに行くことなく、ひとり家でじっくりと、人目を気にすることなく没頭して音ゲーをプレイできます。
私もアーケードからスマホ音ゲーに移行したプレイヤーの1人ですが、スマホ音ゲーに切り替えたメリットは他にもあります。
- ゲーセンまで行く移動の手間がない
- 自分の好きな時間にプレイできる
- アーケード機にも負けないクオリティのゲームが多い
- 音ゲーのジャンルや種類が豊富
- 家でやるから誰にも見られない
ゲーセンまで行かずとも、ゲーセンに負けない高いクオリティの音ゲーが家でも遊べてしまうのです。
ただメリットばかりというわけでもなくて、ちゃんとゲーセン音ゲーが勝っている部分・スマホ音ゲーのデメリットもあります。
- ゲーセンのような高い音質・迫力ある音楽体験はしづらい
- 収録曲数が比較的少ない
- より良いプレイをするならタブレットが必要になる
大きな筐体でやる分、流れてくる音楽は身体まで響く迫力がありますし、収録曲数もスマホ音ゲーとは比較にならない多さです。
またスマホ音ゲーを本格的にやろうとするとタブレットも欲しくなってくるので、ゲーセン通いより出費が増えることも。
最初に手軽に始められるのがスマホ音ゲーの良さでもあるので、まずは触ってみて自分にあうか試してみましょう。
どのスマホ音ゲーがいいかわからないという方に、おすすめ5つを簡単に紹介します。
- とにかく高いクオリティの音ゲーがやりたい → 『Arcaea』
- お金はあまりかけたくない → 『Phigros』
- ボカロ曲が好き → 『プロジェクトセカイ』
- 可愛いキャラクターの音ゲー → 『ガルパ』『ワールドダイスター』
楽曲を聴く・プレイヤーを応援する楽しみを見つける
音ゲーはプレイや上達のためにやり込むだけではなく、音楽を楽しんだり、他のプレイヤーを見る楽しみもあります。
- 『音ゲー曲』を聴いたりやコンポーザーを好きになったり、より広い音楽の世界を楽しむ
- プロプレイヤーやトッププレイヤーたちを応援、大会を観戦する
時代の流れとともに音ゲーも少しづつ形が変わったり、積み上げた歴史が音楽の世界を広げてくれています。
『音ゲー曲』を音楽サブスクなどで楽しむ
音ゲーには数え切れないレベルの曲が収録されているので、そんな素晴らしい曲たちを聴くのも音ゲーの楽しみ方です。
長い音ゲーの歴史の中で独自に発展してきたのが、『音ゲー曲』と呼ばれる音楽ジャンルの楽曲群。
聴かせることはもちろんですが、音楽ゲームでのプレイを前提につくられているからこそ独自の進化を遂げてきました。
- 早いBPM
- 目まぐるしい展開の移り変わり
- 細かくて激しいメロディ など
テクノ・クラブミュージックから派生した、「ハードコアテクノ」というジャンルが元になる場合が多いです。
ただ海外で作られているような本流のそれからは外れていて、明らかに日本独自の曲調になっています。
音楽サブスクでアーティストが配信していることも多いので、今はゲーセンに行かずとも気軽に聞くことができますよ。
また配信がなかなかないCDでも、宅配レンタルを駆使すれば簡単に手に入れられます。
普段はプレイにばかり集中してしまう楽曲たちも、じっくりと聴くとまた違う側面やコンポーザーのこだわりが感じられますよ。
eスポーツ・公式大会でトッププレイヤーを応援
また最近は音ゲーをリリースする企業がeスポーツ化に取り組んだり、大型公式大会を開くことも多くなってきました。
これらの大会に出るプレイヤーたちを応援したり、スーパープレーを見るのも音ゲーの新しい楽しみ方です。
KONAMIが主催する『BEMANI PRO LEAGUE』(BPL)では、プロとして各チームに所属する選手たちが優勝を争います。
ただ難しい曲をクリアするだけではない戦略性や、長いシーズンをチームで戦う団結感など、今までとは一味違う見方ができます。
また太鼓の達人では数年おきに公式大会を、セガも毎年『KING of Performai』(KOP)を公式全国大会として開催。
いずれも有観客開催・ネット配信がされ、例年盛り上がりをみせており、年々その勢いは増しています。
自分のスコアを上げて誰かと競うだけでなく、誰かと一緒に盛り上がるツールとして広く「音ゲー」を捉えてみるのもいいですよ。
音ゲーが下手で恥ずかしい初心者がゲーセンで見られないためのコツまとめ
今回は初心者や下手なプレイヤーが、ゲーセンで音ゲーをプレイするときに恥ずかしくならないための対処法を解説しました。
- 人の少ない時間と場所を選ぶ
- 周りから見られづらいゲームを選ぶ
- 誰かと一緒にプレイする
- 割り切って自分のプレイに集中する
- 音ゲー好きほど初心者は歓迎するし、ガチ勢ほど初心者のプレイは見ない
- ゲーセンにいかずとも、スマホ音ゲーをプレイしたり、曲を聞く・プレイヤーを応援するという楽しみもある
最初は緊張して近寄りづらいかもしれませんが、ゲーセンでのプレイ経験はそこでしかできない唯一無二のものです。
ボタンを叩く感覚、大きな画面と印象的な演出、迫力ある音源が忘れられないほどの衝撃を残すこともあるでしょう。
紹介した対処法も参考に、ぜひ少しだけ勇気を出してゲーセン音ゲーをプレイしてみてくださいね。
あんまり見てもプレイしている側が嫌かと思い、あえて目線を別の方に向けることもあります。